ジョギング開始から七ヵ月を過ぎる頃になると贅肉も落ち、体がシェイプアップしてきて今までよりアクティブになってきます。
当初の目的はダイエットのために始めたジョギングでしたが、走り始めてから七ヵ月を過ぎるともっと筋肉をつけたくなってくるのです。
筋トレの負荷を増やすとすぐに体が引き締まる
今まで続けてきたジョギングの効果で下半身は随分引き締まってきました。
同時に肩から胸の筋肉も締まってきます。
しかし筋肉の増加ペースはやや遅めに感じられて、若い頃のように筋肉は大きくなってくれません。
ジョギングを始めた頃は500メートルしか走れなかったこととテレビ番組で見たスロージョギングのゆるいイメージが強く残っていたのでトレーニングの負荷を増やすという考え方に切り替えが出来なかったのですが、体の下地が作られてきたのでトレーニングのレベルを上げてみました。
ランニングのスピードを速くして筋トレもより本格的にシットアップベンチを使った腹筋などを取り入れました。
我が家にはシットアップベンチという腹筋を鍛えるための筋トレマシンがあるのですが、長らく「物置」として使われていました。
そのマシンが遂に役に立つ時が来たのです!
鉄アレイを手に持って高負荷な状態で腹筋を鍛えます。
半年前は出っ張ったお腹がつかえて腹筋どころではありませんでしたが、普通に腹筋できます。
むしろ余裕で腹筋できます。
しかも負荷を高めると見る見るお腹がへこみ、引き締まるではありませんか!
こうなるとダイエットも楽しくなるから不思議です。
あんなに不摂生が大好きで休みの日にはゴロゴロと惰眠を貪り続けていたくせに、体が軽くなるとこんなにも運動が楽しくなるのです。
お腹の筋肉も少しずつ割れてきました。
腹筋の強化はランニングにも思わぬ効果をもたらします。
走りがより早く軽快になります。
ここまでくるとそろそろ本格的なランニングシューズを用意してもいい頃です。
実力相応のランニングシューズを履くと更に一段階上級者の走りに変わりますし、足への負担が軽減されて楽になります。
ジョギングを続けるコツ
慢性的な運動不足のコンディションでいきなり負荷の高い運動をするのはいけません。
まずは運動出来る体を作る。ここが全てのスタート地点です。
出来ればジョギングを始めた最初の一ヵ月は毎日走りましょう。
走るのが辛いときは早歩きでもOKです。
それすら辛いときは、ランニングシューズに履き替えてジャージを着ていつものジョギングコースを歩きましょう。
それだけで違ってきます。
とにかく最初の一ヵ月が勝負です。
辛いときは走らなくてもいいからとにかく毎日家を出てランニングコースに向かう。これ大事!
ジョギングを始める理由の多くは体重の減量が目的だと思いますが体重は思うように落ちません。
短期で体重を減らすことを意識せず、筋力の増進を意識しましょう。
初期のジョギングは足腰の他に体幹の筋力も整えてくれます。
ジョギング開始からの一ヵ月間は基礎能力が高まってくる準備期間と考えて結果を急がないこと。
体幹が整った頃に運動の負荷を高めるようなプログラムに切り替えると効果がわかりやすいです。
筋力アップは緩い運動よりより負担のかかる運動が効果的でした。
例えばランニングでシェイプアップしようとするとかなり長い時間走る必要があります。
しかし短距離ダッシュはとても効果がありました。
それは下半身だけでなく、上半身の痩身にも効果が感じられましたし、体の動きに「キレ」が出てきます。
この「キレ」は運動全般に重要で運動に対する気持ちが前向きなるだけでなく、日常生活の動きがキビキビと素早くなります。
家事などの日常生活で消費されるエネルギー量が多い人には肥満が少ない(NEAT(non-exercise activity thermogenesis)身体活動とエネルギー代謝 e-ヘルスネット https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/exercise/s-02-003.html )という報告があるほど日常生活での運動の重要性が提起されていますが、掃除や洗濯あるいは階段の上り下りという普段の運動(非運動性身体活動)にキレが生まれるのです。
こうなってくるともうただ立っているだけでカロリー消費量が変わってきます。
なぜなら、自然に背筋を伸ばして立てるようになるからです。
背筋からヒップにかけての筋肉をしっかり使って立つようになるので、結果として「非運動性身体活動」が活発になるのです。
ここまで体を作ってしまえばリバウンドに強い減量に成功したと言えるでしょう。
実際に経験したものとしての感想を述べると驚くほど体が軽くなるし、軽快な動きを取り戻すと毎日の生活が本当に楽になります。
体重の変化に一喜一憂することは止めて、運動能力の向上を意識することがジョギングを続けるモチベーションになるのです。