家事を楽にして、結果として家事の時短を実現するには、家電を見直すのが最も効果があります。
これは、長年、主婦として我が家の家事を取り仕切ってきた私の実感であり、結論でもあります。
なぜ家電が家事の時短に関連するのかというと、高機能で便利な家電を使うと、家事に関わる作業時間が減るからです。
家事を楽にする家電をリストアップ
一口に家電と言っても、家電には多くの種類があります。
その中でも家事との関りが深いのが、「生活家電」と呼ばれる分野です。
生活家電は、家事の時短にも大きな影響を及ぼします。
長い間、家事の実務を経験してきた主婦の目線で、家事の時短に直結する生活家電をリストアップします。
- 食器洗浄機
- 洗濯機
- 衣類乾燥機
- 掃除機
食洗機を使って食後に食器を洗う家事を時短する
食後に食器を洗う家事が劇的に時短出来る食洗機の便利さは、一度使ってみれば身に染みてわかります。
それほど便利な食洗機の普及率は、意外にも低く、まだ3割程度だそうです。
これは、ドイツやオーストラリア等と比較しても、半分程度の低い水準になります。
自分が子どもの頃、食洗機という家電はありませんでした。
そのような事も影響してか、縁遠い存在である食洗機の有用性には、懐疑的になってしまうものです。
さらに、お値段が高いことも、食洗機の購入を躊躇してしまう原因です。
私も、実際に食洗機を使ってみるまでは、その便利さには全く気付きませんでした。
でも、一度でも使ってみると、食洗機の無い家事なんて想像もできません。
食後の食器の片づけが、主婦にとってどれほど苦痛で、時間のかかる家事なのかを痛感させられる。それが食洗機という家電なのです
お値段が高いので、購入に当たって家族の理解を得づらいのですが、食洗機は家事にかかる時間を劇的に節約出来る家電なのです。
大きな洗濯機で洗濯回数を減らして家事を省力化する
洗濯に必要な時間は、家事全体の中でも比率の高いものです。
洗濯物を洗濯機に放り込んで、スイッチを入れるだけ、なんて認識では家事の時短は出来ません。
洗濯の時間を減らすには、洗濯の回数を減らすことが最も効果的です。
では、洗濯回数を減らすためにはどうすればいいのでしょう。それは洗濯機のサイズを大きくすること。
洗濯機を直接使う人は、家族の中でも主婦だけというご家庭が多いと思います。
主婦以外の人は触れる機会の少ない洗濯機なので、買い替えに対する家族の理解も得難いですし、家計の事を考えると、壊れてもいない洗濯機の買い替えには戸惑ってしまいます。
でも、山積みになった洗濯物を目の前にして、それらを洗う順番に悩んでいるくらいだったら、さっさと新しく大きな洗濯機に買い替えた方が、よっぽど経済的なんです。
これは、洗濯機を買い替えて、実際に家事時短を実感した主婦の実感なのです。
衣類乾燥機を使って洗濯物を干す時間を節約する
衣類乾燥機を自宅に持っている方は、まだまだ少数派でしょう。
でも、雨の日に、コインランドリーの衣類乾燥機を利用したことはあると思います。
衣類乾燥機の最大の利点は、洗濯物を物干しハンガーに干さなくていいこと。
「洗濯物を干す」という作業は、驚くほど時間と手間のかかる作業です。
しかも、干すだけでなく、取り込みのことまで気にかけなければなりません。
曇りがちな季節や、夕立のような急な雨など、気にかけることもたくさんあります。
衣類乾燥機を利用することで、このような煩わしさから解放されて、家事を時短出来るのです。
小回りの効く掃除機で掃除時間を節約する
近年、ロボット掃除機という便利な家電が登場しています。
ただ、まだまだ発展途上の製品で、家族の多い家庭で実用的に使えるかというと、些か不安でもあります。
ロボット掃除機にこだわらなくても、掃除機を見直すと確実に家の掃除が楽になります。
掃除機の性能の良し悪しは、ゴミを吸い込む力なのですが、実際には吸い込み力の他にも大切な要素があります。
それは、取り回しの容易さです。
子供部屋の掃除をしていると、おもちゃ箱やスポーツクラブの道具など、部屋の中は多くのモノで溢れています。
たくさんのモノで雑然とした部屋の清掃には、小回りの効く掃除機が一番使い勝手が良いのです。
極端な話し、掃除機本体を体に装着出来るのが望ましいくらいです。
強い吸い込み力と機動性の高さを持つ掃除機があると、掃除にかかる時間を節約出来るのです。
家事を時短するためには家電の見直しが効果的
家事を楽にするために、家電はとても重要な役割りを果たします。
選ぶ家電次第で、家事にかかる作業量は驚くほど減り、時間の節約に繋がるのです。
なぜならば、家事における最大の無駄である待ち時間を減らせるからです。
家電の中でも、特に生活家電は、主婦にとっての仕事道具。
忙しいワーママほど、良い生活家電を選ぶことで、得られる家事の時短効果は大きくなるでしょう。
長年、主婦として家事を任されてきた経験から、家電を選ぶときの考え方をお伝えしました。
長時間の家事労働にお悩みの主婦の皆さまの参考になれば幸いです。