コーヒーメーカーは必要か?ハンドドリップとの使い心地の違いを比較

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家族でコーヒーが好きな我が家では、好みのコーヒーを思い思いにハンドドリップで淹れて楽しんでいます。

ハンドドリップで淹れたコーヒーは香りも良く美味しいのですが、たくさん淹れる時にはコーヒーメーカーを使う方が便利です。

長所も短所もあるコーヒーメーカーとハンドドリップの使い心地を比べながら、適した利用シーンをお伝えします。

コーヒーメーカーとハンドドリップの違い

コーヒーメーカーの購入を検討するときには、ハンドドリップとの違いを比較したいものです。

実際にコーヒーメーカーを使ってみて感じる、ハンドドリップとの使い心地の違いについてまとめてみます。

ハンドドリップとコーヒーメーカー 美味しいコーヒーを淹れるならどちらを使う?

ハンドドリップとコーヒーメーカー。淹れられたコーヒーの味を比べると、ハンドドリップで淹れたコーヒーの方が美味しく感じます。

ハンドドリップの場合は、道具の良し悪しよりもコーヒーを淹れる人の腕前が、コーヒーの味を左右します。

ウチの場合は、旦那さまがハンドドリップで淹れたコーヒーが一番おいしい。

でもコーヒーメーカーで淹れたコーヒーは誰が淹れても同じような味になるので、味の平準化という意味ではコーヒーメーカーの役割も軽視できません。

年々向上しているコーヒーメーカーの性能を考えると、ハンドドリップで雑にコーヒーを淹れるくらいなら、高性能なコーヒーメーカーを使った方が、安定したコーヒーの味を楽しめそうです。

コーヒーを淹れる時の手間

コーヒーを淹れる時は、コーヒーメーカーの方が少ない手間で簡単に淹れられます。

コーヒーメーカーの場合は、コーヒーの粉を用意して、水をコーヒーメーカーのタンクに入れれば、後はスイッチをオンにして待つだけ。

ハンドドリップ方式では、コーヒーポットのお湯を、丁寧にコーヒードリッパーに注ぐので、お湯を注ぎ終わるまでの時間がかかってしまいます。

これは抽出するコーヒーの量が増えるとより顕著になって、1人分のコーヒーであればコーヒードリップで淹れても大きな手間は感じません。

でも4人分のコーヒーを淹れるときにコーヒードリッパーを使用すると5人分のお湯をコーヒードリッパーに注ぐということになってしまいます。
これは意外に大仕事なのです。

コーヒーを淹れた後の片付けの手間

コーヒーを淹れた後の片付けは圧倒的にハンドドリップの方が楽です。

コーヒーメーカーは淹れるのは楽ですがお片付けにちょっと手間がかかってしまうのです。

コーヒーメーカーを使った時に一番面倒くさく感じるのはポットの清掃。

ポットは形が洗いづらいですし、特にガラス製のポットの場合は蛇口などにぶつけると簡単に割れてしまうので、慎重さが必要になります。

ハンドドリップの場合はコーヒードリッパーをちょっと洗うだけで終わりなので、コーヒーメーカーに比べるととても簡単です。

コーヒーメーカーで一人分のコーヒーを淹れる

例えば一人暮らしのケースではたくさんのコーヒーを淹れることは殆どなくて、コーヒーを飲みたいときに一人分だけ淹れることが多いと思います。

このように一人分のコーヒーを淹れるだけでもコーヒーメーカーは役に立つのでしょうか?

コーヒーメーカーでコーヒーを淹れるメリットは、多量のコーヒーを、少ない手間で淹れられことです。

一人暮らしや、コーヒーを飲む人が少ない家族の場合はハンドドリップで淹れた方がずっと楽ですし、美味しいコーヒーを楽しめます。

たった一杯のコーヒーのためにコーヒーメーカーを使うのは準備や後片付けのことを考えると、あまりお勧めできません。

私の場合、1杯しかコーヒーを淹れない時には、迷わずハンドドリップで淹れています。

コーヒーメーカーは置き場所を取る

コーヒーメーカーというのは意外に大きなもので置き場に困ってしまいます。

キッチンの限られたスペースにコーヒーメーカーを収納するのは難しいものです。

主婦からすると、コーヒーメーカーは片手で持ち上げられるほど軽くもないので、不便な場所には片付けたくありません。

また使用するときには電源が必要ですから、普段からコンセントの近くに置いておきたいです。

使用しない時には食器棚の奥に収納しても良いと思いますが、コーヒーメーカーは一度仕舞い込んでしまうと、そのまま使わなくなる家電。

わざわざ引っ張り出してまで使う気にならないのがコーヒーメーカーの特徴です。

だからいつでも手の届く場所に配置しておかないと、いつの間にか忘れられてしまう可能性があるのです。

コーヒーメーカーのお手入れ

石灰の除去

コーヒーメーカーのお手入れは部品の洗浄の他に、コーヒーメーカー専用のクリーナーを使った洗浄が必要です。

一般的なコーヒーメーカークリーナーは粉状の薬剤で、水に溶かしてコーヒーメーカーのタンクに入れて、タンクを洗浄します。

コーヒーメーカーは使用を続けていると水の通り道に白い汚れが付着してきますが、これは石灰が溜ってきてできた汚れです。

この白い汚れ、水道水に含まれる成分が元なので害はなさそうに思えますが、コーヒーメーカー内部の水の通りを阻害するほど溜まってしまうと故障の原因にもなってしまいます。

ですので2、3か月に一度程度は石灰を除去するお手入れが欠かせません。

コーヒーメーカー専用のクリーナーとして様々な商品が販売されていますが、コーヒーメーカークリーナーの多くは「クエン酸」です。

コーヒーメーカーの種類によっては「お酢」での洗浄を勧めているものもあるので、コーヒーメーカークリーナーについてはあまり神経質にならず、お酢やクエン酸で石灰を除去するという意識で大丈夫そうです。

給水タンクの清掃

コーヒーメーカーの給水タンクは使用の度に水が満たされる部品ですし、常に湿った状態になる部分です。

他の部品は本体から外して個別に清掃出来るものが多いですが、給水タンクは本体と一体化している製品が多く、お手入れが難しい部分でもあります。

ただ、コーヒーメーカーによっては給水タンクが外れる設計の製品もあります。

メンテナンスの難しい給水タンクが取り外せると、お手入れに前向きになれるので、給水タンクの着脱の可否をコーヒーメーカー選びの基準に加えても良いと思います。

コーヒーメーカーのポットの素材選び

コーヒーメーカーで抽出されたコーヒーを溜めるポット部は、ステンレス製かガラス製のものが殆どです。

経験的に、ポットの素材はコーヒーメーカーの使い勝手を左右するほど重要な部品です。

ポット部の素材は、コーヒーメーカー使用後の洗浄のしやすさに影響するからです。

コーヒーメーカーを使用した後に、食器用洗剤で洗うポット部分は大きくて洗いづらく、ガラス製のポットだと手が滑ったときに簡単に破損してしまうのです。

破損してしまうとポット部分だけを購入するのは難しく、製造メーカーに問い合わせて都合よく同じ型番のポットがあればいいですが、多くの場合ポットだけを別売りしてくれるケースはありません。

代替品を探そうにも、サイズの問題等でぴったり同じサイズのポットを探すのも困難です。

だから多少乱暴に扱っても割れる心配のないステンレス製が良いのです。

またポットは開口部が大きくて内部に手が入るものがお勧め。

油分の多いコーヒーは使うたびに綺麗に洗浄しないと汚れが溜ってしまうので、頻繁に水洗いします。

内部まで手が入ると、ポットの隅々まで洗浄出来ます。

ステンレス製ポットは保温機能もあるので、一度淹れたコーヒーは暫くの間温かいままです。

ガラス製ポットの場合はコーヒーメーカー自体の保温機能でコーヒーの温度を保ちますが、これは電気を使って保温しているということ。

電気代もかかりますし、外部から温め続けたコーヒーは煮詰まってしまい、風味が落ちてしまいます。

淹れてからしばらく経っても温かいコーヒーはありがたいですが、加熱し続けて煮詰まったコーヒーよりも抽出した時の湯温を保持しているコーヒーの方が、味わいを感じられます。

お値段は高めの傾向ですが、コーヒーメーカーのポットの素材は、ステンレス製がお勧めなのです。

コーヒーメーカーは必要なのか

コーヒーメーカーは本当に必要なのでしょうか?コーヒーメーカーを購入する前にその利便性を知っておきたいですよね。

実際にコーヒーメーカーを使っている立場からコーヒーメーカーの必要性を考察すると、コーヒーメーカーがあるととても便利なときがあります。

それは大勢でコーヒーを飲むときです。

例えばお客さんが来訪した時とか、夕食の後に美味しいケーキがあって家族みんなでデザートを食べるときは、コーヒーメーカーが無いと困るくらいです。

でも1杯しか入れない時にはハンドドリップが最適。

コーヒーメーカーはお手入れの手間もかかりますし、一人暮らしの方には向かないかもしれません。

淹れたてのコーヒーにこだわらない人はコーヒーメーカーで多めに淹れたコーヒーを保温しておくと、コーヒーの香りが部屋に立ち込めてカフェにいるみたいになります。

一般的に、コーヒーは何杯も立て続けにお替りするような飲み方をしないので、オフィスのように人が集まる場所には向いています。

少人数で淹れたてのコーヒーを楽しむならハンドドリップ方式。大人数で団欒するならコーヒーメーカーという使い分けが適していると言えるでしょう。

おすすめコーヒーメーカーとコーヒードリッパー

コーヒードリッパー



HA102ドリッパー2~4杯用 磁器製HASAMI made in JAPAN コーヒードリッパーKalita(カリタ)

陶器製のコーヒードリッパー。
このサイズで2から4杯分のコーヒーを淹れられる。
単純な構造のコーヒードリッパーでも、マグカップとの接点はフラットが出ていないとガタついてしまう。
このリング部の精度が、コーヒードリッパーの良し悪しを決める。

コーヒーメーカー



Grind & Drip Coffee Maker FIKAグラインド & ドリップコーヒーメーカー フィーカ

挽きたてのコーヒー豆から淹れるコーヒーを楽しめる、こだわりのコーヒーメーカー。
コーヒー豆を挽く時に出る摩擦熱を抑えながら、一粒一粒を均一に仕上げる方式のミルを採用しており、コーヒーの味や香りを引き立たせる。
コーヒーメーカーならではのブルーミング(蒸らし)機能も装備。



象印マホービン ZOJIRUSHI EC-KT50 コーヒーメーカー 珈琲通 レッド

ヒーターを使わずに保温する魔法瓶構造のステンレスポット。
更に水タンクを外してお手入れできる実用性に富んだコーヒーメーカー。
コーヒーメーカーの使用頻度が高い方にはおすすめの製品。



サーモス THERMOS ECH-1001 コーヒーメーカー ブラック

真空断熱ステンレス製魔法瓶構造のポットで、コーヒーを保温。
中栓は分解洗浄できるので、いつでも清潔を保てる。
給水タンクの取り外しメンテナンスも可能。

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