真冬の布団はキンキンに冷え切っていて、布団に潜り込んでも、なかなか暖まりません。
暖まるどころか、冷たい布団に体温を奪われてしまって、益々体が冷えてしまいます。
こんなに冷たい布団では、寒くて眠れません。
私は、冷え込みが厳しくなる真冬の夜には、豆炭あんかで布団を暖めています。
豆炭あんかで暖めた布団は、中綿の奥まで染みわたるような暖かさがあって、とても快適に眠れるのです。
豆炭あんかは布団を暖める暖房器具
豆炭あんかは、電気あんかや湯たんぽと同じく、布団を暖めるための暖房器具です。
豆炭あんか、電気あんか、湯たんぽ、それぞれの違いは熱源です。
電気あんかは、電気を使ってあんかを発熱させます。
湯たんぽの熱源はお湯です。
豆炭あんかは、豆炭という固形燃料を燃焼させて布団を暖めます。
私は、豆炭あんか・電気あんか・湯たんぽと3種類の暖房器具を使った事があります。
それぞれ持ち味があるのですが、豆炭あんかの最大の特徴は、何と言っても、ずば抜けた暖房能力の高さです。
豆炭あんかの長所
豆炭あんかの長所は、何と言っても、暖房能力の高さです。
しかもその暖かさは、12時間以上もの長い時間、継続するのです。
湯たんぽの場合は、時間の経過とともに暖める能力が減ってしまいますが、豆炭あんかは朝までずっと暖かさを保ってくれます。
だから、夜中に冷めてしまうこともなく、一晩中、布団を暖めてくれます。
また、電気あんかのように電気コードが無いので、寝ているときにコードが足に纏わりつく煩わしさもありませんし、布団の近くにコンセントが無くても使用できます。
そして、豆炭あんかの最大の長所は、突出した暖かさです。
布団に豆炭あんかを入れておくと、汗ばんでしまうほど暖かいのです。
豆炭あんかの短所
一方、豆炭あんかの短所は、豆炭の着火に手間がかかること。
豆炭は、着火の難易度が高い固形燃料なのです。
昔はガスレンジを使って着火したのですが、センサー付のガスレンジだと着火途中でセンサーが作動して、火が消えてしまうでしょう。
また、豆炭の灰を捨てるのも少々面倒。
豆炭あんかは、手軽さという面では、やや難のある暖房器具と言えます。
豆炭あんかの布団以外での使い方
豆炭あんかの利用方法は、布団を暖めるだけではありません。
持ち運びやすく、丈夫な構造の豆炭あんかは、布団以外でも便利に活用できます。
コタツの中に入れて使う
コタツの中に豆炭あんかを入れておくと、コタツのスイッチを入れていなくても、それなりに暖かくなるので、電気代の節約になります。
通常はカバーを付けて使いますし、元々頑丈な作りなので、多少足がぶつかっても壊れません。
アウトドアで使う
電源要らずで使える豆炭あんかは、アウトドアで使っても便利です。
豆炭あんかのアウトドアでの利用については、こちらの記事にまとめていますので、ご覧になってください。
災害時の防寒グッズとして使う
豆炭あんかを膝の上に乗せておくだけで、随分と体温の低下を抑えられます。
災害時に発生する停電時でも、豆炭あんかがあれば、暖を取ることが出来るのです。
冬の布団を朝まで暖め続ける豆炭あんかで快適睡眠
豆炭あんかの暖かさは、乱暴に周りを熱するという類の暖かさではありません。
それは、じんわりと染み込むような暖かさで、それを布団の中に収めると、広く深く布団を暖めてくれます。
布団の中綿の奥底までじわじわと届くような暖かさは、敷布団を突き抜けて、畳までも暖まるような気がします。
暖房能力の持続時間も長いので、朝まで十分に暖かさを保っています。
朝方にトイレに起きてしまっても、布団に戻れば、豆炭あんかが布団を暖めていてくれます。
気温の低い真冬の布団が冷たくて眠れないときは、豆炭あんかというレトロな防寒グッズがお勧めです。