豆炭あんかの暖房能力がスゴい!寒い冬のお布団での使い心地

2018年の冬はここ数年で一番の寒さだそうで、日本各地から大雪のニュースが絶えません。

私の家も今年の寒さはとても厳しく、家の外にある水道が凍り付いて、水が出ない日が続いています。

そんな最強寒波に覆われた夜の冷え込みは強烈で、布団がキンキンに冷え切ってしまいます。

普段は「電気あんか」を使えば、布団の足元もポカポカに温まるのですが、厳冬期は電気あんかだけでは足りません。

厳しい寒さが続く真冬のお布団には「豆炭あんか」がおすすめです。

豆炭あんかとは

豆炭あんか

我が家にある豆炭あんか

豆炭あんかとは、「豆炭」という固形燃料を使った「行火(あんか)」です。

今でこそ、あんかと言えば電気あんかが主流ですが、昭和の頃は「豆炭あんか」が大活躍していました。

私が子供の頃、祖母が豆炭あんかを使って布団を温めていたのを懐かしく思い出します。

豆炭あんかの仕組みは、着火した「豆炭」を不燃性のロックウール(岩綿)で包み込んで暖を取るというものです。

火を使うので、使いやすさという点では電気あんかに及びません。

また、燃え尽きた豆炭の灰の後始末も面倒です。

でも、豆炭あんかは電気あんかよりずっと温かくとても高い暖房能力を持った、レトロな暖房器具なのです。

豆炭あんかの買い方

豆炭あんかを販売しているショップはあまりありません。

私は、ジョイフル本田というホームセンターで購入しましたが、その時もキャンプ用品売り場の片隅の目立たない場所に、数個並んでいただけでした。

子供の頃に見て、豆炭あんかを知っていたので気付きましたが、豆炭あんかを知らない人は全く気にも留めないでしょう。

先日も、ジョイフル本田で豆炭あんかを探してみましたが、遂にお店に陳列されなくなってしまったようで、見つけることが出来ませんでした。

一般の小売店で豆炭あんかを見かけることは殆ど無くなってしまいましたが、昔は燃料店などで取り扱っていたようです。

今では、燃料店自体が珍しい感じですが、プロパンガスなどを取り扱っているお店なので、燃料店はどの地域にもあるはずです。

燃料店で豆炭あんかのことを聞いてみれば、もしかしたら取り寄せてくれるかもしれません。

とても優れている豆炭あんかの暖房能力

真冬の冷たい布団を温めるために、豆炭あんか・電気あんか・湯たんぽと3種類の暖房器具を使った経験があります。

この3種類の中で、豆炭あんかの暖房能力の高さは群を抜いていました。

豆炭あんかの温かさは、高い温度で周辺を乱暴に加熱するという類の温かさではありません。

手で触った時に感じる温かさは電気あんかや湯たんぽと比べても、さほど大きな差は感じられないのですが不思議なことに布団の中に収めると、広い範囲で布団を温めてくれます。

長い時間をかけて、ゆっくりとじわじわ温まるような、そんな温かさを感じます。

しかも、雪が降るような低温の、とても寒い夜でも暖房能力が衰えることはありません。

湯たんぽは気温が低くなると、湯温の低下も早くて、最も冷え込む朝方になると著しく暖房能力が衰えることがあるのですが、豆炭あんかの場合はそういったことも無く、どんなに寒い夜でも一晩中布団を温めてくれます。

また、温かさを保つ時間も長く、24時間程度は温かい状態を持続するのです。

夜間、布団を温めてくれた豆炭あんかを、昼間は膝の上に乗せて暖を取る。

豆炭あんかは低い気温の中でも長い時間、温かさを保ってくれる暖房器具なのです。

アウトドアでも活躍する豆炭あんか

豆炭あんかは豆炭という固形燃料を使って暖を取るので、コンセントなどは不要です。

また、温かさが持続する時間も長く、着火した豆炭1つで約24時間ほどは温かさを保っています。

使い捨てカイロに比べると暖房能力も格段に高いので、寒い屋外での豆炭あんかの実用性は侮れません。

ウチの子供が地域のスポーツチームに所属していたとき、真冬のグランドで暖を取るのに豆炭あんかは大変重宝しました。

ブランケットと豆炭あんかがあれば即席のコタツのようになって、北風が吹き曝しのグランドでも温かく過ごせる、ありがたいアイテムでした。

冬のキャンプなどでも有用な暖房器具になると思います。

但し、豆炭あんかは火を使う暖房器具なので、車のような密閉された室内での使用は一酸化炭素中毒への注意が必要です。

豆炭あんかの使い方

豆炭あんかの使い方は簡単で、着火した豆炭を豆炭あんかの中に収めるだけです。

豆炭の着火や、豆炭が燃えた後の灰の片づけといった点が、普段の生活には馴染みが薄いので、ちょっと躊躇するかもしれません。

キャンプやアウトドアの趣味をお持ちの方なら、豆炭あんかを使うハードルはとても低いと思います。

ここでは、優れた暖房能力を発揮する豆炭あんかの使い方について、実際に毎日使ってみた感想と、使い心地をまとめてみます。

最大の難点は火おこし

着火した豆炭を入れた豆炭あんか

着火した豆炭を入れた豆炭あんか

豆炭あんかを使うには豆炭に着火しなければなりません。

豆炭あんかを使う際には、この「火おこし」が最大のデメリットと言えます。

昭和の頃、私の祖母は、豆炭を着火するためにガスコンロを使っていました。

私も祖母を真似てガスコンロで豆炭を熾そうとしたのですが、最近のガスコンロは温度センサーが付いているので、豆炭の着火を試みるとすぐに火が消えてしまうのです。

トングで豆炭を掴んで着火したり、石油ストーブ(ファンヒーターでないタイプ)の燃焼筒を使ったりと、それなりに苦労します。

豆炭あんかの着火には、火おこし鍋のようなキャンプ用品があると便利だと思います。

私も火おこし鍋を豆炭の着火に使っていますが、慣れると5分ほどで着火出来るようになります。

しっかりと熾きた豆炭を、豆炭あんかの中に収めて蓋を閉めれば完成。

豆炭あんかの蓋は止め金具でロックする方式なのですが、この止め金具がなかなかに固くて、ちょっと力が必要かもしれません。

豆炭あんかにはカバーが必須

豆炭あんかに付属のカバー

この付属カバーだけでも効果あります

豆炭あんかは湯たんぽと同じように、カバーをしないと熱くて触れないほどに熱を持ちます。

豆炭あんかに付属している簡易なカバーもそれなりに効果がありますが、やはり簡易版なので些か心許ないですし、簡易カバーだけでは体に触るとやっぱり熱いです。

そこでカバーを何枚か重ねて使うことになるのですが、湯たんぽ用のカバーを使うとちょうど良い温かさに調整できるので、おすすめです。

私の祖母は豆炭をタオルで包んで、着物の紐で縛っていましたが、湯たんぽ用カバーは手間なしで使えますし、大きさもちょうど良い感じです。

豆炭あんか用カバーという商品は殆ど販売されていませんが、湯たんぽ用カバーはたくさんの種類が売られていて、入手しやすくデザインも豊富でいいことずくめですね。

使用後は灰の後始末

固形燃料の豆炭は、燃え尽きると灰になります。

この灰を捨てるのが面倒くさい。

でも、豆炭の灰は豆炭あんかの中で形を残したままの状態で残っています。

この灰の形を崩さないように、トングや火ばさみで掴むことが出来れば、ゴミ処理の手間も随分と省けます。

灰が崩れてしまうと、粉々の埃のようになってしまって、始末に悪いです。

ちょっと難易度高いですが、慣れれば意外に灰を崩さずに取り除くことが出来るようになりますし、上手に灰を掴めたときには、不思議な達成感を味わえるという特典があります。

燃焼中の豆炭あんかは止められない

電気あんかはコンセントを抜けば機能停止出来ます。

でも、豆炭あんかを止めるには、固形燃料の豆炭を消すしか方法はなく、その消火方法は水をかけて消火するという方法です。

バケツに水を貯めて、燃えている豆炭を火ばさみで掴み、バケツの水に突っ込むと、ジュワー!という音と湯気を立てて火が消えます。

一度水につけてしまった豆炭は再利用できないので、廃棄するしかありません。

こういった点は電気あんかの方が利便性が高いですね。

燃焼中の臭いや空気の汚れ

豆炭という固形燃料を燃焼させて暖を取る仕組みですから、燃焼中のニオイや空気の汚れ感は気になります。

豆炭は火をつける時に少し臭います。それは豆炭に特有の、ちょっと独特のニオイがあってキャンプ場に漂うニオイに似ています。

豆炭の主な原料は石炭なのだそうですが、我慢できないほどの悪臭はありません。

また、一度着火して豆炭あんかに収めてしまうと、ニオイは殆ど感じません。

だから、布団に臭いが移る心配は無用です。

また空気の汚れ感も特に感じません。

石油ストーブを長時間使用した時のような息苦しさはありません。

多分、1個しか豆炭を使っていないから、神経質になるほど空気を汚さないのだろうと思います。

但し、豆炭あんかを置いた布団を頭から被るのは止めた方が良いでしょう。

豆炭あんかのランニングコスト

豆炭あんかの燃料である「豆炭」は比較的安価な燃料です。

ホームセンターのキャンプ用品売り場などで見かけることの多い豆炭ですが、12kg入りで1,500円程度で購入できるでしょう。

12kgの豆炭って、実際にはどのくらいの量なのかというと、これは凄い量です。

豆炭あんかだけで12kgの豆炭を使ったら、3年分くらいあります。たぶん。

私の場合は、12kgの大袋で購入した豆炭が5年くらい残っていて、つい先日最後の一粒を使いきりました。

12kgの豆炭は個数に換算すると、約240個程度になるそうです。

豆炭あんかで使用する豆炭は1度に一粒ですから、12kgの豆炭は240日分に相当します。

ひと冬で豆炭あんかを使う日が60日としても4年分になりますね。

12kgの大袋が1,500円とすると、豆炭1個当たりのコストは6.25円。

暖房費用としては、とてもリーズナブルだと言えるのではないでしょうか。

豆炭あんかの仕組み

豆炭あんかの構造は単純で、金属製ケースの中にロックウール(岩綿)を分厚く敷き詰めて、着火した豆炭を包み込む構造です。

このロックウールはアスベスト(石綿)と混同されるのですが、アスベスト(石綿)とは全く別物で、健康に害を及ぼすことはないそうです。
ロックウールとアスベストとの違いについて

豆炭あんかのメンテナンス

豆炭あんかの製造元では、ロックウールの交換時期として約3年の使用ごとに交換を推奨しています。

確かに長く使用していると、ロックウール(岩綿)が「へたる」ようになります。

でも3年でロックウールの交換が必要になるほど弱くなくて、私の印象では5年使ってもまだまだ使える感じがします。

単純な仕組みの製品ですから、5年使っても製品自体が故障するようなことはありませんでした。

まとめ:豆炭あんかは寒い夜ほど威力を発揮する頼もしい暖房器具

私は普段は電気あんかを使っています。冬のお布団でも普通は電気あんかがあれば十分に温かいものです。

でも、強烈な寒波が来て、極寒の夜とか大雪に見舞われたような日は豆炭あんかの出番。

昼間のうちに豆炭あんかを準備して布団に包んでおくと、信じられないくらい布団がポカポカになって、それはもう春のような温かさを感じるのです。

準備がちょっと面倒ですが、レトロな雰囲気も愛着が湧きます。

電源が不要なので、災害時の非常用暖房としても役に立つでしょう。

豆炭あんかは、冬の冷たいお布団にお悩みの女性には特におススメの昭和レトロな暖房器具なのです。

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