ウチの庭の隅っこには夏みかんが地植えされています。
今の家に引越してきたときには既に植えられていた夏みかん。
大したお世話もしていませんが、毎年大きな実をたくさん付けてくれます。
夏みかんのある生活を経験してみて分かった、夏みかんの収穫時期と美味しい食べ方についてまとめます。
夏みかんの花が咲いて実が成るまでの様子
夏みかんは5月頃に白い小さな花が咲いて、6月頃から実が出来始めます。
生り始めの実は、緑色の小さなもので夏みかんの葉に隠れて見つからないほどです。
本当は実が小さい頃に「摘果」をして夏みかんの実を間引くのですが、ウチは一度も摘果をしたことがありません。
だから、収穫期の実の出来栄えは良いものと悪いものがバラバラに出来てしまいます。
夏の間はマメに水やりをすることで果実が大きくなって、夏みかん特有の酸味が軽減するみたいです。
残念ながらウチでは夏みかんへの水やりは雨任せ状態です。
そのせいなのか、ウチの夏みかんは毎年とても酸っぱい出来になってしまいます。
8月頃になると夏みかんの実もだいぶ大きくなってきて、木に生っている様子が良くわかるくらいの大きさになります。
10月の始めにはすっかり大きく成長した実に、夏みかんの枝がしなってしまうほどになります。
11月の中旬くらいから段々と黄色く色が付き始めます。
12月には夏みかんの実はすっかり色づいて見た目は美味しそうに、そしてたくさんの実が成った木はとても縁起の良さそうな雰囲気になります。
夏みかんの味を収穫時期別に比較
夏みかんは黄色く色がついてもかなり長い期間、収穫せずに木の枝につけたままでも大丈夫です。
翌年の初夏くらいまで、枝に実を付けたままでも腐りません。
夏みかんの実はこんな具合なので、収穫に最も適した時期は何時なのかがわかりづらいのです。
私も初めの頃は夏みかんの収穫時期に相応しいのは何月なのか、全く分かりませんでした。
そんな私が夏みかんの収穫時期を色々と試した経験と収穫時期別の夏みかんの味の違いをまとめてみます。
12月下旬に夏みかんを収穫した場合
12月下旬になると、夏みかんはすっかり黄色く色づいて、見た感じはとても美味しそうに見えます。
まるまると大きく成長した夏みかんの実を収穫して、キッチンで皮を剥き食べてみると・・・
酸っぱ過ぎ。
見た目はすっかり熟れているように見えた夏みかんでしたが、酸っぱ過ぎて私の家族は誰も食べませんでした。
2月下旬から3月初旬の春先に夏みかんを収穫した場合
12月の収穫は早すぎるということがわかって、翌年2月の下旬から3月初旬の春先に夏みかんを収穫してました。
随分と長く枝に残していた夏みかんですが、見た目は全く萎れたりせず、ツヤツヤしています。
肝心の味の方ですが、酸っぱいながらも生食できるくらいに酸味が抜けていました。
長く置いたことで良く熟れたようです。
4月下旬から5月初旬ゴールデンウィークの頃に夏みかんを収穫した場合
ゴールデンウィークの頃に夏みかんを収穫したこともあります。
この頃まで残していた夏みかんが酸っぱさという意味では一番和らいでいました。
でもパサパサになってしまって、瑞々しさがありません。
砂糖やはちみつに頼らなくても生食できるくらいの酸っぱさでしたが、果肉がパサパサでとても美味しいとは言えませんでした。
夏みかんの収穫に最も適した時期
庭先に地植えされた夏みかんを最も美味しく食べられる収穫時期を探ってみましたが、夏みかんの収穫に一番いい時期は12月の終わりから1月上旬のような気がします。
春先まで待った方が酸味が抜けて食べやすくなるのですが、夏みかんの実を真冬の寒さに晒すのはどうやらあまり好ましくないようです。
また、あまりに長く実を付けたままだと、翌年の実の成長に影響が出てしまう可能性があります。
色々なことに考えを巡らせると、夏みかんの収穫は12月下旬から1月上旬がベストなのかなという結論になりました。
夏みかんの酸味を抑える保存方法
元々夏みかんは酸っぱい果物です。
でもその強烈な酸味をまろやかにするための方法があります。
それは収穫してから酸味が抜けるまでしばらく置いておくという方法です。
ビニール袋に入れて冷蔵庫に入れたり、段ボールに入れて寒い部屋に置いたりして暫く保管するのです。
これを追熟(ついじゅく)というのですが、夏みかんの場合は1ヵ月ほどの期間、追熟をするのが一般的なようです。
ウチも夏みかんを収穫後は暫くビニールに入れて追熟してから食します。
採れたての夏みかんは酸っぱくて食べられません。。。
夏みかんの美味しい食べ方
夏みかんは酸っぱい果物なので生食よりもマーマレードやお菓子の材料など、加工して食べたほうが良いです。
自宅の庭で収穫した夏みかんは無農薬あるいは超低農薬で収穫され、ワックスや防腐剤も使っていません。
マーマレードのように皮をつかう加工でも安心して作って食べられます。
夏みかんを生食したい場合は果肉に砂糖やハチミツをまぶす食べ方がおすすめです。
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夏みかんの収穫にあると便利な道具
まとめ:夏みかんは収穫後に追熟をして食べる果物
夏みかんは元々が酸っぱい果物なのです。
収穫時期を遅らせるほど酸味が抜けますが、本来寒さに弱い植物なので真冬に果実をつけたままにするのは樹勢を弱らせてしまいます。
だから12月下旬から1月上旬には収穫を終わらせて、追熟をすることで甘さを増やすようにしましょう。
また夏みかんのおすすめの食べ方は生食よりもお菓子などに加工して食した方が美味しく食べられます。
庭先に夏みかんを植えているお家を見かけますが、どちらのご家庭でもあまり丁寧に収穫されていないみたいです。
夏みかんは少し手間がかかる果物ですが、自宅の庭で収穫した果物を食卓に並べると家族も喜んでくれます。
ちょっと一手間かけて、自家製の夏みかんを楽しんでみてはいかがでしょうか?