花が咲かない庭木を来年こそ満開にするお手入れ方法

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庭木のお手入れ
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毎年満開に咲く花を楽しみに花が咲く庭木を植えたのに、今年は咲いてくれなかった。

そんな経験は誰でもあるはずです。

来年こそは満開に咲き乱れる花のあるお庭を家族揃って楽しみたいですね。

庭木に花を咲かせるための基本的なお手入れ方法をお伝えします。

庭木への陽当たりを確保する

花木にとって陽当たりの良し悪しは花芽を付けるための大切な要素です。

日光が不足すると木は枯れなくても花芽が育ちません。

肥料と水と日光が揃って蕾が出来るのです。

陽当たりは庭の向きや広さによって制約されてしまうので日陰になっても仕方ないと諦めないでください。

庭木をお手入れすることで改善することが出来るのです。

他の木の枝の陰になっていないか?

庭木の剪定を怠っているといつの間にか枝が大きく張り出して他の木の陽当たりを阻害していることがあります。

大きく育った枝は暑い日差しを防いでくれ、またせっかく育てた木の枝を切り落とすのは躊躇ってしまいますが、その大きな枝は他の花木の陽当たりを邪魔していないでしょうか?

庭木の枝を適切に剪定しなかったために庭全体の陽当たりが悪くなってしまうこともあります。

他の木の枝が陽当たりを邪魔していないか確認して、もし日陰を作っているなら思い切って剪定しましょう。

害虫や病気が発生すると樹勢が弱って花芽が付かない

庭木は花を咲かせるために花芽を育てますが、花芽を付けるためには木自体が健康である必要があります。

害虫や病気になってしまうと樹勢が弱まって蕾を付ける力が衰えてしまうのです。

庭木の害虫や病気を防ぐために最初にするべきことは風通しの確保です。

植木は庭に植えた当初は小さくて枝も少なく、スカスカの状態だったはずです。

それが2年経ち3年も過ぎるころには立派に成長して葉っぱも枝も大きく広がるほどになります。

買った時は小さかった木が成長するさまを楽しみにしていると、もっと大きくなれと伸び放題にしてしまいますが、これが庭木にとっては良くありません。

枝が込み入ってくると木の奥まで風が通らず陽も当たらなくなってしまいます。

そうなると病気や害虫が発生しやすい環境になってしまうのです。

庭木が1本ならまだしも、普通は2本も3本も植えているはずです。

それらの木がみんな大きく成長すれば隣の木の枝との干渉も生まれて益々陽当たり、風通しが阻害されてしまいます。

木の成長とともに、枝の剪定を心がけて木全体への風通しを確保するように気を付けましょう。

花木の枝の剪定は花芽を落とさないように気を付ける

花はその開花の何か月も前から蕾を付ける準備をしています。

花芽のできる時期は木の種類によって違うので、本当は剪定の時期を庭木毎に調べて調整しなければなりません。

せっかく花芽を付けた枝を乱暴に切ってしまったら花は咲きません。

だって蕾の元を切り落としてしまうんですから。

良くある勘違いはお正月前のお庭のお手入れです。

お正月だからといってお庭の木を綺麗に整えたい気持ちはわかりますし、ご近所のお庭でも盛んにお手入れをする時期でしょう。

でも花をつける木の枝はお正月前に落としてはいけないのです。

花木ごとに剪定の時期をしっかり確認してから枝を落とす必要があります。

真冬の冷たい風で蕾が凍ってしまう

庭木は草花に比べて暑さ寒さに強く、多少のことでは枯れません。

しかし枯れないことと花芽を付けることは別です。

木は枯れずに元気そうに見えても、花芽を付けるのに都合が悪いこともあるのです。

例えば冬の強い北風が直接木に当たる様な環境だと花芽が凍って死んでしまうことがあります。

真冬にあまりにも風当たりが強い場所の木には風を防ぐような対策をすると花を咲かせやすくなります。

花が終わった後の葉は来年の花を咲かせる栄養源

花木は花が終わると葉っぱがたくさんつく種類が多いですが、花が終わった後の葉は木にとってとても大切です。

木は葉っぱの力で光合成をして栄養を作ります。

この栄養が来年の花を咲かせるために使われるのです。

なので、あまりにも葉っぱを落としすぎると蕾を育てるエネルギーを蓄えることが出来ず、花を咲かせられないのです。

まとめ:花をつける庭木のお手入れ方法

毎年綺麗な花を咲かせるためには花の咲く時期以外のお手入れがとても大切です。

草花と違って一見すると丈夫そうな花木ですが、お手入れを間違えると花を咲かせてくれません。

来年も綺麗なお花を楽しめるようにちょっとしたコツを守ってお手入れをしましょう。

  • 花木への陽当たりを確保する
  • 木の中心部への風通しと陽当たりを確保する
  • 適切な時期に剪定をして花芽を切り落とさない
  • 冬の寒さから花芽を守る
  • 花が終わった後の葉を落としすぎない

花木をはじめて育てる人に役立つ本

単行本(ソフトカバー): 176ページ
出版社: 主婦の友社 (2017/10/2)
言語: 日本語
ISBN-10: 4074271931
ISBN-13: 978-4074271931
発売日: 2017/10/2

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