娘の彼氏が挨拶に来る時の親の準備と心構え

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マナー・冠婚葬祭・年中行事
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娘を持つ親にとって、娘の彼氏が挨拶に来るというのは、とても特別な出来事です。

そのイベントは、日常の平凡な雰囲気とは違って、厳格で堅苦しい、儀式張った行事のようで、重々しい空気感があります。

一番緊張しているのは、娘の彼氏であることは間違いありません。

でも、娘の彼氏をお迎えする親も、準備に粗相の無いよう、気が抜けないのです。

娘の彼氏がご挨拶に来る時のおもてなしや準備、心構えなど、親側からしても滅多に経験しないことで、ノウハウなどありません。

当日まで、そわそわと落ち着かないながらも、様々な準備と心構えをした経験をお伝えします。

娘の彼氏が挨拶に来る!迎える側は玄関掃除から

娘の彼氏がご挨拶に来訪するとなると、家の清掃は普段よりもかなり丁寧に行います。

特に玄関周りは念入りに、普段はホウキで軽く掃くだけの掃除も、この日は水を流してデッキブラシでゴシゴシ磨きます。

散乱している靴やスポーツ道具などは、まとめて段ボールに放り込んで、家の裏庭に隠してしまいました。

古い家で、ワックスが剥げ落ちた玄関のフローリングは、あちこち傷んでいますが、綺麗に掃除をすれば、大切な来客をお迎えするには十分な見栄えになります。

娘の彼氏という大切なお客さまは花で飾った玄関でお迎え

玄関にお花を飾ると、その雰囲気は一気に華やぎます。

玄関には、少し存在感のあるお花が似合います。

また、花瓶に活けた花束よりも、アレンジメントの方が良さそうです。

我が家の場合、胡蝶蘭を準備しました。

胡蝶蘭というと、とても高価な印象がありますが、大きさや色、花付きなどによっては、意外にも安く買える種類もあるのです。

玄関は、娘の彼氏という大切なお客さまを、最初にお通しする場所ですから、一番目に付く場所に、存在感のあるお花を準備しました。

古い玄関ですが、お花のおかげで、はんなりとした空間が出来上がりました。

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挨拶を済ませた彼氏が帰り際目にする景色におもてなし

我が家の小さな花壇は、ここ最近、ちょっとお手入れを怠っていたせいで、お花よりも雑草の方が多くなってしまいました。

雑草を刈り、落ち葉を掃除したあとに、かわいい植木鉢に花を植えます。

玄関のポーチ部分にも、花を植えた植木鉢を準備しました。

我が家は、玄関を出た正面に小さな花壇があります。

この小さな花壇は、玄関の扉を開けたときに、最初に目に入ってくる景色です。

娘の彼氏が、挨拶を終え帰宅する際には、必ず目にする部分です。

ご挨拶を終え、緊張が解ける時に綺麗なお花があれば、それはきっと良い印象になるだろうと、玄関正面の花壇は特にたくさんのお花を植えました。

娘の彼氏が挨拶に来るのによい時間帯

娘の彼氏が挨拶に来るときは、何時くらいが良いのでしょう?

お互いにスケジュールを調整して決めるのですが、日時を決める主導権は基本的に娘の親側にあります。

主導権というと、こちらの都合を通しやすいような印象を持ってしまいますが、大切な顔合わせに適した時間帯を見計らう必要があるので、責任重大です。

午前9時から午前10時

早すぎます。当日は娘の彼氏も身なりも髪型も整えて来ます。

また、迎える側も、準備が慌ただしくなってしまいます。

あまりに早い時間帯は避けた方が無難です。

午前10時から午後12時

ご挨拶の席でランチを取らないのであれば、この時間が丁度よいです。

お茶と和菓子程度を準備すればよいので、迎える側にとっても負担の少ない時間となります。

我が家はこの時間帯(午前11時)に約束をしました。

早すぎず、遅すぎず、ちょうど良い時間だったと思います。

彼氏の来訪を迎える当日の準備も、余裕をもって出来ます。

前日に、お茶と和菓子の用意だけをすればいいので、気持ち的にもゆとりが生まれます。

この時間帯が、一番無難なのかなと思います。

午後12時から午後1時

この時間帯は、ランチと重なります。

レストラン等でご挨拶を受ける場合は、この時間が良いと思います。

でも、自宅にお招きするとなると、ランチの準備をしなければなりません。

これは、受け入れ側にとって大変な負担になります。

パーティーメニューのお惣菜の準備で済ますとしても、メニューを選んだり、買い出しに行ったりと、慌ただしくなってしまいます。

彼氏の好みも、事前に聞いておかなければなりません。

何かと気遣いが増えるランチタイムは、避けた方が無難でしょう。

午後2時以降

娘の彼氏にとって、彼女の実家に挨拶に行くというのは、大きな緊張とストレスを感じる出来事です。

午後の時間帯になると、ストレスに晒されたままに、一日の長い時間を過ごすことになってしまうでしょう。

これでは気の毒なので、なるべく早い時間に設定してあげましょう。

また、娘の彼氏は大切なお客様です。

大切なお客さまは、午前中の澄んだ空気の中でお迎えしたいもの。

あまり遅い時間帯を選ばずに、爽やかさの残る時間帯にお顔合わせをすれば、お互いの印象もより良く感じられるかもしれません。

ご挨拶を受ける場所は自宅かレストランかホテル

娘の彼氏が挨拶に来るときの場所は、どこが良いのでしょうか?

多くの場合、下記のようなケースとなるようです。

  • 娘の自宅
  • レストランや料亭
  • ホテル

レストランや料亭だと、食事をしながら、ご挨拶を頂くことになります。

よほど気心のしれた間柄であれば、ご挨拶の後に食事を楽しむことも出来るでしょう。

でも、多くの場合、娘の彼氏は大変な緊張状態にあります。

そんな状態では、食事も楽しめません。

親側も気を遣って、食事どころではありません。

我が家の場合は、自宅にお招きしました。

娘の彼氏に対して、こちらの普段の生活を包み隠さずにお見せすることも、大切だと思うからです。

娘の彼氏が挨拶に来る日の親の服装

ご挨拶の当日、娘の彼氏はトラディショナルなデザインのスーツを着てきます。

挨拶を受ける娘の親側も服装には気を遣うべきですが、彼氏と同じくスーツでお迎えというのは、些か大仰にも思えます。

とはいっても、Tシャツにジーンズでは崩しすぎていて、彼氏に失礼になってしまうでしょう。

伝統的な落ち着いたスーツを着て来訪する娘の彼氏を迎える親の服装は、意外に難しく、センスが問われてしまいそう。

我が家でも、あれこれと思案しましたが、結局、ちょっと上品な普段着にしました。

父親は、落ち着いたデザインの襟付きシャツにカジュアルなスラックスで、堅実にまとめます。

体型が影響するのか、おじさんっぽく見えてしまうのがちょっと残念。

母親も、やや高級なレストランに行けるような、そんな服装を選びました。

迎える親側の「ちょっと上品な普段着」は、意外に難題なので、事前にデパートなどで準備しておいた方がいいでしょう。

挨拶に来た娘の彼氏へお茶菓子のおもてなし

来訪してきた娘の彼氏には、お茶をお出しします。

この時、普段よりも少し背伸びをして、和菓子のお茶請けを準備しておきました。

お茶請けは、和菓子か洋菓子か悩みましたが、一口で食べられる小さな和菓子を選択。

飲み物とお茶請けを盛り付ける来客用の食器は、和菓子が似合う柄の食器を準備しました。

人前で物を食べるというのは、行儀作法など気を遣うことが多く、戸惑ってしまう人も多いそうです。

彼女の実家に挨拶に行くという特別な状況ですから、飲食は簡素に済ませる方が良いだろうと判断して、華やかな彩りの小さな和菓子 にしました。

父親と母親で異なる娘の彼氏が来訪するまでの準備

挨拶を受ける親側の対応は、父親と母親では若干役割が異なります。

母親の場合、玄関やトイレのお掃除とか、お花の飾り付けなど、とにかくお迎えする準備に時間を費やすことになりました。

一方、父親の方はというと、意外に落ち着いた感じで、普段とあまり変わらない様子です。

もちろん、掃除やお茶菓子の買い物はお手伝いしてくれますが、母親のようにソワソワした風でもありません。

父親は、自分が若い頃に、同じような経験をしていることが影響しているのでしょう。

大切な娘の彼氏がご挨拶に来るというのに、呑気な感じに過ごしておりました。

父親とは初対面!当日の流れと娘の彼氏ご挨拶の様子

ご挨拶の当日は、朝から慌ただしく準備をすることになりました。

予定の時間の少し前に、娘の彼氏が到着。

玄関に入ってきますが、かわいそうなほどに緊張しています。

そんな様子を見ていると、何やらこちらも緊張してしまうから不思議です。

客間に通すと、待っていた父親に対面します。

この瞬間がクライマックス。

彼氏のとても早口な自己紹介が始まりますが、そこは父親が適当にいなしながら、まずは着席するように促しました。

ここをうまく乗り切ってしまえば、あとは良くある世間話をしながら、若い二人のお付き合いの様子などを聞かせてもらいます。

ご挨拶の時間は40分ほどで終わり、無事に終わることが出来ました。

慎ましいおもてなしが大切

男性にとって、彼女の両親に挨拶に伺うことは、避けて通れない通過儀礼。

主役となる彼氏側の準備や心構えに関する情報は、よく目にします。

でも、娘の彼氏の挨拶を受ける側がすべき支度や備えについては、あまり知られていません。

今回、娘の彼氏が我が家に来訪しましたが、親もなかなかに緊張するものです。

準備は早めに、そして慎ましいおもてなしが、お互いにとって心地よいことなのだろうと思います。

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