ウチの洗面所をリフォームした時に床を張り替えました。床の素材はクッションフロア。
洗面所の床材に選ばれることの多いクッションフロアは色とデザインが豊富で選ぶのにとても迷いました。
数多いクッションフロアのデザインから選んだ色はダークブラウンです。
でも洗面所の床は白系統の色にすれば良かったと後悔しています。
家の間取りと洗面所の床の色
戸建の間取りでは洗面所は北側に配置されることが多いと思います。
またお風呂と隣接して脱衣所と洗濯機置き場を兼ねているというのがオーソドックスな設計でしょう。
ウチの洗面所はまさにこのタイプで、脱衣所と洗濯機と洗面台が一つのスペースに同居しています。しかも北側。
実に良くある普通の洗面所です。
洗面所の床を選ぶときにはこの間取りが大きく影響します。
北側にある洗面所をリフォームした経験者が、床の色には白系統の明るい色をお勧めする理由を説明いたします。
家の北側にある洗面所は暗い
家の北側は陽の光が入りづらく、1日を通して暗い場所になります。
この暗い場所に配置された部屋の内装は明るい色にするのが鉄則。
太陽が届かない暗い部屋を暗い配色でデザインしてしまうと、それはもう暗黒ゾーンに迷い込んだかのような錯覚に陥るほど暗いです。
また洗面所は照明も1灯タイプの簡素なものが多いので電気を点灯しても大して明るく感じません。
夏はまだ救いがあります。
しかし冬の暗い洗面所は心細さを感じる陰気な空間になってしまうのです。
脱衣所としても使用している場合は入浴の度にこの薄暗い場所で服を脱ぐことになるので、ちょっと本格的に気が滅入ってしまいます。
脱衣所によくあるゴミを見つけづらい
脱衣所は入浴前に服を脱ぐスペースですが、当然脱衣所ならではのゴミが床に落ちます。
そのゴミとは、「抜け毛」と「糸くず」です。
日本人の髪の毛は大抵、黒ですね。
私の髪の毛も真っ黒です。
もし床が白ならば黒い髪の毛が落ちていてもすぐに見つけられます。
しかし暗い色だと良く見えないのです。
糸くずも同様に暗い色の床は見えづらい感じがします。
ヘアゴムとかヘアピンなども見えづらく、掃除機をかけているときに「ズゴォー!カランカラン!」という派手な吸引音で気付くような状態です。
暗ぁーい空間で足元には気付かれないゴミが散乱している状況なんて主婦として絶対に我慢なりません!
洗濯物にゴミが付着する
洗濯をするときには洗濯物を選別してから洗濯機に投入しますよね?
その時、床に洗濯物を広げたりするのですが、床が抜け毛だらけだと洗濯物に付着してしまうではありませんか!
気付かないうちに毛だらけになった洗濯物を洗濯機に放り込むなんてちょっと気分がよろしくありません。
床に落ちたホコリを見つけづらいと、こんな弊害もあるのです。
飛散する歯磨き粉
洗面所は洗顔と歯磨きをする場所ですね。
歯磨きをしているときに、あの歯磨き粉が飛び散っていることをご存知でしょうか?
私が歯磨き粉の飛散に気付いたのは洗面所の床に点点と残された白い粒を見つけたのがきっかけでした。
はじめはなぜ白い点点が床についているのかわかりませんでした。
ある日ウチの子どもが歯磨きをしている様子を見ていて偶然気付いたのですが、歯磨きをしながらベラベラとおしゃべりをするたびに口から歯磨き粉が飛び散っているではありませんか!
その白い粒がウチの洗面所のダークブラウンの床に残されていたのでした。
まぁこれは床が暗い色だったからこそ判別できた汚れなので、むしろ掃除をしなければならない場所がはっきり目視できて良かったと言えるかもしれませんけど。
リフォーム会社は白い床を提案していた
洗面所のリフォームプランを作っているとき、床の色をどうしようかと悩みました。
実はこの時、リフォーム会社のアドバイザーさんは白系統の色を提案してくれたのです。
その提案理由は
- 北側の洗面所は暗いので明るい色が良い
- 髪の毛などのゴミがわかりやすい
- 服を脱ぐ脱衣所は明るい方が安心できる
だったのです。
まさにあの時のリフォームアドバイザーさんの言葉が全面的に正しかったということを毎日実感しながら生活しているわけです。
なぜありがたいプロの助言を聞き入れなかったのでしょう。
それは洗面台の色合いと床の色合いを合わせようとしたからです。
更に、新人だったらしいアドバイザーさんは小さな声で自信なさげに、とても控え目に提案してきたということも耳を傾けなかった理由の一つです。
もっと自信満々でアドバイスして欲しかった。。。
あのときもっとちゃんとアドバイザーの言葉を尊重していれば白い床にしていたのに。。。
まとめ:洗面所の床は白がいい!
洗面所の床にブラウン系統の色を採用して5年ほどが経過しましたが後悔しています。
リフォーム前は色々なデザインを見てそれなりに知識を蓄えてスタイリッシュでおしゃれな洗面所をデザインしたくなる気持ちはよく理解できます。
私もそうでしたから。
でもショールームやホテルのような非日常的なシチュエーションは別として、実際に毎日の生活の場として考えると利便性というのは絶対に外してはいけない条件です。
どれほど見た目がクールでも毎日の生活で使いづらければ結局そのリフォームは失敗と言えるでしょう。
特に洗面所のように普段の生活の汚れが出やすい場所は使いやすさを重視した方が良いです。
素材とデザインが多彩になってきた床材ですが、リフォーム経験者の意見としては洗面所の床の色は白系の明るい色が無難な選択だと言えます。