リフォームで後悔。床と壁紙どちらかしか選べないときの選択

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住まいとリフォーム
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5年ほど前にマンションから中古戸建に引越しました。

購入した中古戸建はとても築年数が古くて色々手直ししたくなる感じだったのですが、リフォーム予算にも限りがあって全ては直せません。

優先順位をつけながらリフォームを設計しますが、床と壁紙に関してはどちらを優先するか最後まで悩みました。

結果、壁紙を貼り替えてフローリングは我慢するという決断をします。

5年経過した今、床をリフォームしておくべきだったと後悔しています。

優先度の高い主要構造部のリフォーム

住宅も築年数が30年近くになるとあちこち修繕する必要があります。

修繕する優先順位は家の主要構造部(構造上重要な部分)が最も高く、それ以外の部分はお好みというか生活スタイルに準じるというか、わりとルーズな感じで決めていきます。

主要構造部は家を維持するために必要な重要部分で、ここが損壊すると家に重大なダメージが生じる場所です。

我が家の場合、外壁の塗装と屋根の修繕が最も優先順位の高いリフォーム項目でした。

この家で生活するためには、ここは絶対に修繕しなければならないという箇所が外壁と屋根だったのです。

外壁塗装と屋根の修繕はリフォームの中でも費用の高い部類で、これを直すだけでリフォーム予算がかなり圧迫されてしまいました。

快適な生活を送るためのリフォーム

主要部の次に優先度の高いリフォームは「快適な生活を送るためのリフォーム」です。

例えば「お風呂」や「トイレ」「キッチン」などです。

いわゆる水廻りが多いですが、水を使う場所はやっぱり汚れが酷くて、カビや水垢などがあるとどうしても不衛生な印象が強くなって気分的によろしくありません。

特にお風呂とトイレは前の住人の汚れを引き継ぐようで、どうしてもリフォームしたくなっちゃうのです。

また我が家の場合は高齢者が同居することが決まっていたので、お風呂のリフォームは外せませんでした。

古くて段差のあるタイル張りのお風呂はお年寄りには辛いのです。

そんな事情もあり、お風呂もリフォームすることになったのですがバスリフォームは高額なので痛い出費になってしまいました。

贅沢しなければトイレは安い

トイレもリフォームしました。

しかし、トイレのリフォームはトイレメーカーや設備のグレードに拘らなければ思いのほか安く済みます。

TOTOとか有名メーカーの便器に交換すると高くなっちゃうので多少デザインは劣ってもノーブランド品を選べばコストを抑えることが出来ます。

キッチンはDIYで誤魔化せる

キッチンのリフォームは諦めて根性で掃除しました。

キッチンは壊れてさえいなければ意外に使えるものです。

システムキッチンの買い替えは工事費用まで含めるとお風呂に匹敵するほど高額になりますが、お風呂はDIY出来ないけどキッチンは頑張れば何とかなるものでした。

床のリフォームを諦めて壁紙の貼り替えを選んでしまいました

さて、リフォームの予算も残り僅かとなったところで悩んだのは「床のリフォーム」か「壁紙の張替え」です。

床も壁も目に見える目立つ部分ですから、ちょっとでも綺麗に仕上げて新居での生活を楽しみたいと思うのが人情というもの。

フローリングと壁紙のリフォームを両方行うことは予算的にとても無理だったので必然的にどちらかを選択しなければなりません。

実は私は「フローリング」をリフォームしたいと考えていました。

なぜならば、壁紙はDIYでも貼り替えられますが、フローリングのDIYは難易度が高いと考えていたからです。

ところが家族の意見が壁紙の貼り替えに大きく傾きます。

その理由はタバコにありました。

喫煙物件はタバコのヤニと臭いが凄い

前の住人は喫煙者でした。

しかも家族全員がタバコを吸うという今どき珍しいヘビースモーカー家族です。

当然タバコのヤニが目立っていましたしタバコの臭いも気になりました。

我が家には喫煙者は一人もいませんので、余計にタバコの臭いが気になったのです。

タバコの臭いは壁紙に染み込んでいるのでいるので、ちょっと掃除したくらいでは消臭できません。

黄ばんだ壁の色も気分をゲンナリさせました。

そんな事情で最後のリフォームは壁紙の貼り替えを選んだのでした。

壁紙と床だったら床のリフォームを優先させるべき理由

当然ですがフローリングを張り替えるには家具を移動する必要があります。

一度配置してしまった家具をリフォームのために移動するのはとても難作業で、職人さんだけでは対応できません。

工務店によっては現場担当者が家具を移動することもありますが、工務店さんは家具の移動を嫌がるのが普通ですし、嫌がることは頼まない方が良い。

職人さんには家のリフォームに集中して貰った方が良い結果になるんです。

家具の移動が困難な理由はまだあって、移動した家具を一時的に置いておくスペースがありません。

我が家なんてただでさえ足の踏み場もないのに、家具なんか移せるわけがないです。

床のリフォームは家が空っぽの時にしかできない作業なのです。

だから引っ越し前のリフォームでは床のリフォームを優先すべきなのです。

まとめ:床と壁紙のリフォームだったら迷わず床を直すべし

壁紙の貼り替えは見える部分だけの貼り替えも可能です。

しかしフローリングは見えている部分だけ貼り替えるなんてできません。

床のリフォームは全てをやるか全くやらないかの二者択一です。

またクロスの貼り替えは素人でもできます。

これは実際に私も体験したのでわかります。

壁紙貼り替えのDIYは楽しみながら出来たりします。

でもフローリングの貼り替えは大掛かりな道具が必要で簡単にDIY出来ません。

これからリフォームをお考えの方、フローリングとクロスのどちらかを選ぶとしたら、間違いなくフローリングのリフォームをすべきです。

これはリフォームで後悔した経験者からの伝言です。

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