備蓄食料の入れ替えをしたついでに賞味期限切れの非常食を試食したのでレポートする

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防災・減災・非常食
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日本を取り巻く国際情勢の緊迫化に伴い、政府の運営するWEBサイト「内閣官房 国民保護ポータルサイト」へのアクセスが急上昇しているそうです。

そんなニュースを見てすっかりさぼっていた非常食の点検を思い立ちました。

久しぶりに開いた防災バッグの中にある非常食は無情にも賞味期限がとっくの昔に過ぎているではありませんか。

廃棄してしまおうと思いましたが、良く考えてみれば賞味期限の切れた食料品は購入することが出来ません。

考え方を変えるとこれはとても貴重な食材なのです。

稀有な食材の入手に成功した私は一片の迷いもなく、賞味期限の切れた非常食を試食することにしました。

これはお腹が痛くなってしまうかもしれないリスクに怯むことなく、賞味期限切れ非常食の試食という困難なプロジェクトに果敢に挑んだ勇気ある主婦の記録です。

いつまでも、あると思うな非常食の賞味期限

賞味期限の切れた非常食

日本は災害の多い国です。

若い頃は「備蓄」など全く考えもしませんでしたが、家庭が出来、子どもが生れるとイザという時の備えに敏感になります。

そんな気高い志も子供の成長とともにいつしか忘れ去られ、気付けば非常持ち出し袋の中の災害食はすっかり賞味期限が切れてしまい、そんな状況に気付かぬままにただ月日は流れたのでありました。

非常食の試食を試みようとしている今は2017年6月。

そして目の前の非常食の賞味期限は2010年11月4日。

ざっと6年半も昔に賞味期限が切れているではありませんか。

本当にこんな昔の食品を食べて大丈夫なのだろうか?

これはどう転んでも無傷ではいられないだろうな。。。

少しばかりハードボイルドな心境にもなります。

今回試食に挑んだ食材はお米とレトルトカレーと災害用ビスケット(リッツ保存缶)です。

実にオーソドックスなメニューではありませんか。

それぞれの賞味期限は、

レトルトカレーの賞味期限が2013年2月。試食の時点で既に4年3か月ほど賞味期限を過ぎております。

お米の賞味期限が2010年11月。試食の時点で既に6年5か月ほど賞味期限を過ぎております。

災害用ビスケットの賞味期限が2009年7月。試食の時点で既に7年11か月ほど賞味期限を過ぎております。

賞味期限が切れてからあまりにも年月が経過している現実を目の当たりにして正直怖気づきました。

しかし何とか気持ちを奮い立たせ、それぞれを手に取り外箱を開封します。

まずは外見をチェック

見た感じ的にレトルトカレーは何となく食べられそうな、もしかしたら意外に美味しいんじゃないかと思わせる雰囲気があります。

それはレトルトカレーの密封された容器がまるで宇宙食のパッキングのようで、いかなる過酷な環境からも食材をしっかり守ってくれるようなそんな安心感を与えてくれたからです。

それに対してお米。

今回試食を試みるお米はパックご飯(正式名称は包装米飯というらしい)であります。

レトルトカレーと比べて貧弱なパックの様子からは高い気密性はとても望めない様子がまざまざと見て取れるではありませんか。。。

特にパックが透明でお米の様子が見える包装は余計に強度の弱さを連想させるのです。

ごはんの非常食といえばアルファ米が定番ですが、アルファ米は高価ゆえコストパフォーマンスに優れるパックご飯を備蓄用にせざるを得ない事情があり、我が家ではパックご飯を非常食としていました。

災害用ビスケット(リッツ保存缶)は全然いけそうです。

保存缶という形態も好印象に拍車をかけているのかもしれませんが、約8年も前に賞味期限を迎えている食品はビスケットと言えども尋常ではありません。

賞味期限切れの非常食を調理する

賞味期限の切れた非常食を前にその試食を思案しているうちに時間は過ぎ、いつの間にかお昼になってしまいました。

何となくお腹も空いてきたことですし、お昼の用意もありませんし、おもむろにレトルトカレーとパックご飯の調理に取り掛かりました。

調理前にはレトルトカレーもパックご飯も包装の具合を良く確認しました。

もし穴が開いていたりすればそこから雑菌などが入り込んで腐敗しているかもしれないからです。

包装はとてもしっかりしたもので、貧弱に見えたパックご飯も器と蓋がしっかりと接着されていて外気が侵入した様子は微塵も感じられません。

そしていよいよ調理開始。

調理と言ってもレトルトカレーはお湯でグツグツ、パックご飯はレンジでチンするだけの簡単料理です。

お腹が痛くなるのは嫌なので、少々長めにハードボイルドに温めました。

そして完成したご飯とカレーがこちらです。

非常食 ライス

完成した非常食のごはん。残念ながら賞味期限切れ。


非常食 レトルトカレー

完成した非常食のレトルトカレー。残念ながら賞味期限切れ。

見た目は全く問題なさそうな、むしろ美味しそうな感じがします。

お米は艶があって立ち上る湯気と相まってまるで炊き立ての新米かのような風貌です。

カレーは全く普通の状態。しっかりとしたコクのあるカレーの香りが漂います。

ジャガイモなどの具材が形を保っていたことに驚きました。

これは意外にもイケるんじゃなかろうか?

先ほどまでの不安が期待と希望に変わり始めます。

そしてそれぞれの食材を器に盛りつけるとどうしたことでしょう!

非常食 カレーライス

非常食とは思えないカレーライス

そこには高級カレー店の日替わりランチかと見まがうような、実に立派な出で立ちの「カレーライス」があるじゃありませんか!

黙っていればこれが賞味期限を切らしてから6年も経ったレトルト食品だなんて誰も気づきません。

今夜の夕飯に出したとしても、うちの家族は誰も不満を言わないでしょう。

外見に関してはそれほどの完成度だったのです。

いよいよ非常食を試食

しかしこれは非常食。

万が一の災害時に命を繋ぐ大切な食べ物です。

外見など関係ありません。食べられないことには用をなさないのです。

賞味期限を迎えてから6年半という歳月が過ぎた事実を鑑みると立派なカレーライスを目前にしながらもさすがに躊躇いがあります。

スプーンでカレーをほじくりながら、臭いを嗅ぎながら、用心深くホンの少し最初の一口を試食してみると。。。。

食べられます。

普通に食べられちゃいます。

賞味期限の切れたレトルトカレーとパックご飯ですが、それは6年半の賞味期限切れなんて全く無かったかのように普通に食べられました。

では味はどうだったのでしょうか?

残念ながら美味しいとは言えません。

やはりメーカーの定めた賞味期限を大きく過ぎた食品の風味はそれなりに劣化していました。

どんな味かというと、最も気になったのは「包装材」の匂いです。

これはパックご飯だと思うのですが、プラスチック臭のような臭いが気になりました。

もしかしたら、レンジで長時間温めたのがいけなかったのかなという気もしますが、とにかくパックの臭いが気になりました。

しかし吐き出してしまうほど不快な味ではなくて、食事として立派に成立するテイストは維持していました。

レトルトカレーの方は油分の劣化なのでしょうか?油の食感が品質の低下を感じさせました。

とはいえこちらもカレーとしての役割を立派に果たしています。

賞味期限を6年半も過ぎているにもかかわらず、その風味を何とか維持していたパックご飯とレトルトカレーに惜しみない拍手を送りたい、そんな気持ちになりました。

予想外に食事の体をなしていたカレーライスに気を良くして、今回の非常食で最も古い災害用ビスケットを食べてみました。

その食感はちょっとしっとりした感じ。。。。

そのビスケットの外箱(缶ですけど)には「サクッと香ばしいおいしさ」というコピーが書かれていますが、サクッとしていません。

しっとりした食感です。

でも食べられます。

これも油分の劣化なんでしょうね。たぶん。。。

賞味期限切れの保存食を食べた後の体調

賞味期限を切らしたにもかかわらず、普通に食べられるレベルの味を維持していた非常食。

しかし、食した後の体調はどうだったのでしょうか?

実はあの非常食を試食した後の体調なのですが・・・・・。

全くの健康体そのものでした!セーフ。

お腹は快調!

胃もたれ胸やけ共に無し!

吹き出物や湿疹、ジンマシンが出ることもありませんでした。

日本の加工食品は本当に優秀ですねー。

賞味期限が切れてもこのクオリティですから、期限内であれば全く安心できますね。

非常食の保管方法

今回試食した非常食の保管状況ですが、非常持ち出し袋に入れて押入れの奥に保管していました。

その押し入れは特に湿気が高いわけでなく、ごくありふれた収納ですが、恐らく他の押入れよりも涼しい環境だったと思います。

食品を保管する場合、高温多湿の環境は避けなければなりません

今回試食した非常食が仮にもっと気温の高い部屋に保管されていたとしたら、品質の低下はより顕著だったでしょう。

しかしあまりに不便な収納場所に保管しては不測の事態が発生した時に取り出せなくなってしまいます。

非常食の保管は他の災害グッズよりも余計に気を遣う必要があるのです。

賞味期限の切れた非常食を試食してみて

今回、賞味期限が切れて6年半も経過した非常食(カレーライス)を試食しました。

幸運なことに食当りなどせず、日本の食品メーカーの技術の高さにあらためて触れることが出来ました。

食当たりや食中毒は著しく体力を消耗します。

平時ならばともかく、非常時に体調を崩すトラブルに遭遇してしまうとそれは命の危険に直結します。

災害時には出来る限りコンディションの整った食品を確保出来るように普段からしっかりと備蓄を心がけたいものです。

季節の変わり目には押入れの奥に仕舞い込んだ季節家電を引っ張り出す機会もあるでしょう。

扇風機を出したついでに非常食も入れ替えてみては如何でしょうか。

美味しい防災食セット

さば味噌煮:約150g(2切入り)、325kcal(1袋あたり)
肉じゃが:約130g、100kcal(1袋あたり)
ハンバーグ煮込み:約100g、137kcal(1袋あたり)
きんぴらごぼう:約75g、223kcal(1袋あたり)
豚汁:約180g、105kcal(1袋あたり)
カレー:約200g、178kcal(1袋あたり)
白飯:200g、286kcal(1個あたり)【計18食分】

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