ゲリラ豪雨対策!道路から雨水が溢れる原因はゴミの詰まった側溝かもしれない

スポンサーリンク
防災・減災・非常食
この記事は約5分で読めます。

夏になるとゲリラ豪雨による災害ニュースが増えます。

最近は50年に1回とか100年に1回の大雨という表現を頻繁に目にするようになりました。

ニュース映像ではゲリラ豪雨によって雨水が溢れ、周辺の住宅や商店などが浸水する水害の様子が映し出されます。

私もゲリラ豪雨に遭った経験がありますが、もはやゲリラ豪雨は珍しい気象現象ではなく、誰でも遭遇する可能性のある災害なのです。

水害、洪水の被害を少なくするためには日ごろからの備えが重要なことは言うまでもありません。

ここでは個人でも出来る水害対策をまとめました。

ゲリラ豪雨と集中豪雨の違い

そもそもゲリラ豪雨とは何を指しているのでしょうか?

意外なことにゲリラ豪雨という用語は気象庁では使用していません。

ゲリラ豪雨の正式名称は気象庁的には局所的大雨や集中豪雨ということになります。

参考:気象庁|予報用語

ゲリラ豪雨とは

では局所的大雨に該当するゲリラ豪雨とはどのような意味を表しているのでしょうか?

局所的大雨あるいは集中豪雨という言葉は「雨の強さを表す用語」として分類されています。

気象庁による定義を抜粋します。

急に強く降り、数十分の短時間に狭い範囲に数十mm程度の雨量をもたらす雨。

急な強い雨のため河川や水路等が短時間に増水する等、急激な状況変化により重大な事故を引き起こすことがある。

気象庁|予報用語より引用

「重大な事故を引き起こすことがある」とある通り、決して油断してはいけない気象現象なのです。

この危険なゲリラ豪雨の発生頻度が近年増加傾向にあるという危険性をはっきりと意識しなければなりません。

運転中に遭遇するゲリラ豪雨

私は自動車の運転中にゲリラ豪雨に遭遇したことがあります。

しかも高速道路を運転中の出来事でした。

その時は急に辺りが暗くなって、真夏の昼間だというのにヘッドライトを点灯するような暗さになったのです。

それから間もなく、バケツをひっくり返したような大雨が降り始めました。

それはもう凄まじい雨で、ワイパーなんて役に立ちません。

車のフロントガラスには雨水を弾く撥水コーティングをしていましたが、それでも前方が良く確認できないほどの大雨でした。

雨はほんの数分で嘘のように止み、車を走らせる先には夏の青空が広がりました。

交通量が少なかったことも幸いして大事には至りませんでしたが、この時はとても恐ろしかった。

ゲリラ豪雨が心配される夏場の運転には、フロントガラスの撥水コーティングやワイパーゴムの交換は必ず必要な点検です。

ゲリラ豪雨による水害から家を守る

ゲリラ豪雨のような短時間に集中的な大雨が発生すると道路は川のようになります。

通常、道路上の雨水は側溝に流れ込んで川へと排出されます。

しかし側溝の排水能力を超えるような雨水が押し寄せると水が道路から溢れ出して、周辺の家屋や店舗に入り込んでくるのです。

特異な気象状況が原因の水害とはいえ、何とかして水害から自宅を守りたいですよね。

ゲリラ豪雨による洪水から自宅を守る手段を探ってみました。

側溝を清掃する

雨水の通り道である「側溝」にゴミがあると詰まりの原因となって円滑な排水が出来ません。

同様に「雨水マス」もゴミが原因で排水が出来ずに雨水が溢れ出す事態になります。

側溝は自宅の敷地の外側にありますし、公共道路の一部なので進んで清掃をする気にならないかもしれません。

しかしゲリラ豪雨のような非常時に、しっかりとした排水能力を発揮させるためには普段のメンテナンスが重要なのです。

たとえ自宅前の側溝でなくとも率先してゴミを拾い、雨水を排水するための環境を整えることは水害を回避するためにとても大切なことなのです。

健気に道路の清掃をしている姿は、きっとご近所からの評価も高まることでしょう。

側溝のメンテナンスと同時にご近所からの評価も得られるなんて一石二鳥ですね。

素晴らしいことです。

家の庭や周辺を普段から清掃しておく

ゲリラ豪雨に見舞われた際に、その凄まじい量の雨水が自宅の庭から道路に向かって流れ込む光景を見たことはあるでしょうか?

この大雨時に、自宅の庭に落ち葉が放置されていたらどうなるでしょう?

その落ち葉や枯草はあっという間に流されて、道路脇の側溝に流れ込みます。

それらが積み重なって側溝の排水能力が減衰することに繋がるかもしれません。

空き缶やペットボトルなどのゴミも普段から整頓しておかないと大量の雨水に流されることになりかねません。

自宅周辺の環境は日ごろから整えておくことが肝要なのです。

自宅への浸水を防ぐ

川のような流れになった道路はやがて水かさを増していくことでしょう。

住居は道路より高い位置に建設されているはずですが、それでも増水が続くこともあり得ます。

そのような緊急事態に備えて「土のう」を準備しておくと、水深の浅い浸水には効果が期待できます。

自宅周辺全てを土のうで囲うことは出来なくとも、浸水のポイントになる重要な箇所をピンポイントで保護するには効果的です。

まとめ:ゲリラ豪雨災害を最小限に抑える

ゲリラ豪雨の規模や頻度は今後も増えそうです。

私の家の周辺も、雨水の排水が追い付かないような大雨が増えてきました。

自宅前の道路が雨水で溢れ、その水位が駐車場にまで上昇するという光景を何度も目にしています。

今回あらためて調べてみましたが、側溝の清掃という簡単なことが雨水の排水に効果をもたらすことに驚きました。

自宅周辺の環境を日ごろから清浄に保つだけでも、水害の被害を小さく出来るのかもしれません。

個人で出来る洪水対策は意外に簡単なことの積み重ねなのかもしれないですね。

こちらもおすすめ


タイトルとURLをコピーしました