雨が降ると出来てしまう庭の水たまりは排水路の清掃で改善するかもしれない

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防災・減災・非常食
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ゲリラ豪雨のような大雨になると、屋根からの雨水が凄い勢いで落ちてきます。

我が家の場合、雨どいから流れ出る雨水は庭に放出される作りになっているので、庭に直接降る雨水と雨どいから流れ出る雨水が合流してそれは凄い急流になって庭を駆け抜けていきます。

先日、我が家もゲリラ豪雨に襲われたのですが、だらしなく庭に放置されたガーデニング用品の影響で雨水の排水が妨害される事態になってしまいました。

もう少し気付くのが遅ければ「床下浸水」なんてことになっていたかもしれません。

自戒を込めて、大切な住居を大雨の被害から守るための心がけをまとめました。

庭に水たまりを作らないための勾配

自宅の屋根に降り注いだ雨水は雨どいを通って庭に排出されます。
この雨水は基本的に庭の土に浸透していきます。
しかしゲリラ豪雨のように短時間の大量降雨の場合、地面に吸収しきれなかった雨水は庭を通って道路に流れ出ます。

普通であれば敷地の外に出ていく雨水でも、その流れが障害物などによって阻害されてしまうと庭に滞留して池のような水たまりになってしまうのです。
普段はあまり気にしませんが、建物の周囲は雨水を排水するために建築時に勾配(水勾配というらしい)が付けられています。
おのずと雨水が低い方向に流れ出るような設計になっているのです。

一般的に水が流れ出る方向は道路に向かっていて、雨水の出口は駐車場や玄関アプローチ部などが多いと思います。
我が家の作りもそのようになっていて、家の周囲から集まった雨水は駐車場を通って敷地の外に逃げるように設計されています。

乱雑な庭は水たまりの温床になる

ところが、駐車場というのは敷地の中でもスペースを確保しやすい場所で、普段から道具類や自転車などが置かれています。
また道路に面して人目に付きやすいその場所にはプランターやテラコッタなどの鉢植えも並べられていました。

一つ一つは細かいながらも、まとまるとそれなりに存在感のあるガーデニング資材たちが確実に雨水の流れを妨害しているのです。
それに加えて、おしゃれなデザインの花壇でもこしらえようとレンガやらタイルやら袋に入ったままの培養土やらが雨水の経路上に積まれているではありませんか。
これはもう庭にダムを建設してしまったようなもの。

ゲリラ豪雨というのは気付いたときには猛烈な豪雨になることが多くて、雷も近くに来ているような時には全く家の外に出る気になんてなりません。
あっという間に猛烈な雨が降り出して、庭や道路には大量の水が流れていきます。
あれよあれよと激しくなる雨を家の中から呑気に見ているその瞬間にも円滑な流れを阻まれた雨水は庭で渦を巻きはじめるのです。

床下換気口からの浸水に注意

築年数の浅い新しいタイプの家屋は「土台パッキン工法」という設計が主流です。
我が家は古いタイプの家なので「床下換気口」という穴が家の基礎部分にあります。
床下換気口は床下に直接通じる「穴」なので、もしそこに雨水が入り込めば床下が水浸しになってしまいます。
これはいわゆる「床下浸水」という状況です。

しかし床下換気口は地面から10センチほどの高さにあって少なくとも水深10センチまでは浸水の心配はありません。
通常の雨量ならば庭に10センチも水が溜まることはないので余裕の設計ということになります。
しかし最近の集中豪雨を考慮すると10センチの余裕では心もとなく感じますし、正直心配ではありました。

雨水の排水路は決して塞ぐべからず

床下換気口からの浸水を不安に感じていた私は益々激しくなる雨に庭の排水状況が心配になって様子を覗いてみました。
すると何やら水の流れが滞っているではありませんか!
原因は雨水の排水経路に雑然と置かれたガーデニング資材です。

突然の大ピンチを迎えた我が家の庭を雨水から救うべく、ゲリラ豪雨のさなかに颯爽と外に出ようとしましたが長靴が無い!
こういう時に限って、長靴が物置に仕舞い込まれている巡りの悪さ。
ガーデニング資材は野放図に出しっぱなしなのに、長靴は几帳面に仕舞い込まれているのです。

仕方なくクロックスサンダルで外に出ましたが、雨水が溢れているような状況にクロックスのようなサンダルはおススメ出来ません。
見通しの悪い足元には何があるかわからないので、怪我をしてしまうかもしれません。
こういう非常時にはスニーカーのようなしっかりとした履物で臨むべきです。

すったもんだの挙句に庭に溜まった雨水を排水し、そのころにはゲリラ豪雨もすっかり止んで青空が見える空を眺めながら、ずぶ濡れのTシャツを着て佇む姿はきっと映画のワンシーンのようだったでしょう。
「床下換気口」への浸水を食い止められたことが、せめてもの救いでした。

まとめ:庭に水たまりを作らないために

家屋周辺の地面が僅かな傾斜を持って設計されていることを、日常生活で意識することは少ないと思います。

普段まったく意識しない雨水に対するその細やかな配慮をガーデニングに夢中になるあまり台無しにしてはいけません。

雨水を排水するために緻密に計算されたその勾配にタイルやらレンガやらを軽はずみに敷いたりしてはイケないのだと、ましてやガーデニング資材やら道具やらをだらしなく放置するなど以ての外。

ガーデニングを楽しむための心構えは、常に庭先を綺麗に片付けることにありそうです。

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