大学受験の仕組みを簡単解説 親にもわかる国公立大の前期・中期・後期

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子育て・受験・進学
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国公立大学を受験する場合、必ずセンター試験制度を理解しなければなりません。

また2次試験での「前期日程」「中期日程」「後期日程」も分かりづらい仕組みと言えるでしょう。

ただ、私立大学ほどではないですが、国公立大学の受験には複数回のチャンスがあります。

更に推薦入試の制度もあるので、難関と思われがちな国公立大学でも意外に門戸は開かれているのです。

私の子供が後期日程まで粘りに粘った大学受験の経験を踏まえてお伝えします。

大学受験の仕組みを簡単解説 国公立大学の一般入試

国公立大学の一般入試は、センター試験の得点と各国公立大学が独自に実施する二次試験(個別試験)の得点の合計で合否判定されます。

国公立大学によっては「足きり」といってセンター試験の得点で1次選抜をして、例えば定員の3倍などの基準でボーダーラインを設け、その得点に満たない受験生は2次試験(個別試験)を受験できないことがあります。

国公立大学のセンター試験

国公立大学では多くの大学・学部でセンター試験の5教科7科目(または6教科8科目)を課しています。

ですが、全ての国公立大学が一律で同じ教科・科目の受験を条件としているわけでは無くて、少ない教科で受験できる大学・学部もあります。

国公立大学の入学試験はセンター試験の他に、各大学が実施する個別試験を受験する必要があります。

センター試験を一次試験とした場合、各大学の実施する個別試験は二次試験という位置づけになります。

国公立大入試日程は前期・中期・後期に分かれる

国公立大学の2次試験(個別試験)には日程という独特な考え方があります。

ひとつの大学・学部・学科の入学定員を「前期日程」「中期日程」「後期日程」に分割して実施する方式で、それぞれの日程ごとに合格者数の割り当てが決まっています。

ほとんどの国公立大学では「前期日程」と「後期日程」の2回の日程に分けて2次試験を実施するのですが、ごく一部の国公立大学では「前期日程」と「後期日程」の間に「中期日程」で2次試験(個別試験)を実施する大学があります。

この2次試験の日程を上手に調整すると、最大で3校の国公立大学を受験することが可能になるのです。

ただし通常は「前期日程」で第一志望の国公立大学を受験するものです。

なぜなら「前期日程」で合格した国公立大学に対して入学手続きを行うと、「中期日程」「後期日程」に出願した国公立大学の合格対象から除外されてしまうからです。

後期日程まで諦めないこと

国公立大学受験の後期日程ともなると試験日が3月中旬となります。

この時期は、高校の中でもほとんどの生徒が進路を決めていて、受験という雰囲気が無くなってきます。

そんな雰囲気の中でも受験を続けるというのは、気持ち的に本当に厳しく感じるものです。

また、これまでの受験勉強による疲れもあって気力も萎えるでしょう。

でも条件は全ての受験生が同じなのです。後期日程まで気力が持たずに脱落する受験生が大勢います。ということはライバルが減るということ。

後期日程は意外に受験する生徒が少ないので、倍率は高くても実際に受験にまで至る受験生の数は大したことはないのです。

そういう意味では、後期日程までしっかり挑めば、もしかしたら絶対に無理だと思われていた国公立大学への合格もあり得るのです。

但し、センター試験で選んだ受験科目によっては後期日程試験を実施している大学の受験資格が得られない可能性があります。

ですので、センター試験の仕組みについてはしっかりと理解、把握しておくべきなのです。

国公立大学受験の推薦入試制度を簡単解説

国公立大学の推薦入試は基本的に公募推薦となって、学部・学科ごとに高校からの推薦人数が制限されているのが一般的です。

推薦入試とは言っても、国公立大学の場合はその応募資格にセンター試験を課す大学と課さない大学があります。

推薦入試でありながら合格発表の時期が遅いので、私立大学や国公立大学一般入試にも出願しておかないと万が一失敗した時にどこも受験できないという事態になってしまいます。

まとめ:国公立大学受験こそセンター試験の仕組みの理解が大切

ウチの場合は後期日程までみっちりと受験をしました。

国公立大学を目指すなら是非後期日程までを見据えて受験戦略を立てて欲しいと思います。

後期日程まで粘れるかどうかは、もちろん精神的なタフさは必要ですが受験の仕組みの理解も必要です。

親がしっかりと大学受験の仕組みを理解することは大学受験を有利に進めるためにとても重要です。

大学受験は子供に任せきりにせず、親がしっかりサポートすることが大切です。

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