大学受験の仕組みは本当に複雑で理解に苦しみます。
入試の方法や受験の仕組みは大学によっても異なりますし、受験する年度によっても違って、解りづらさを一層助長します。
大学受験に臨むには、まずこの難解な受験の仕組みを親が理解することが成功への第一歩。
後で失敗したと後悔しないためにも、事前に大学受験の制度や仕組みをしっかり調べておきましょう。
ここでは私の子供の大学受験を振り返りながら、反省と経験をまとめます。
大学受験の仕組みを簡単解説「一般入試」と「特別入試」の違い
大学受験は「一般入試」と「特別入試」に大きく分けられます。
まず「一般入試」と「特別入試」についてその概略をまとめます。
一般入試
一般入試とは普通の入試のことで、募集人員が一番多い大学受験方式です。
センター試験も一般入試に分類されます。
一般入試は2月あるいは3月に実施されることが多いのですが、センター試験は1月に実施されます。
教科中心の試験、小論文中心の試験、教科と小論文の両方を合わせた試験など、いわゆる入学試験として一般的にイメージしやすい方式で選考される受験です。
特別入試
特別入試には推薦入試とAO入試があります。
推薦入試は更に指定校推薦、公募推薦、スポーツ推薦などに細分化されます。
大学受験の体系をまとめるとこんな感じになります。
- 一般入試
- 一般入試
- センター試験
- 特別入試
- 推薦入試(指定校推薦、公募推薦、スポーツ推薦など)
- AO入試
大学受験の仕組みを理解するにはセンター試験を知ること
センター試験とは
センター試験は国公立大学の受験を希望する受験生は必ず受験しなければならない試験で、1月の連続した2日間で全国一斉に実施されます。
センター試験の特徴は高校での基礎学力の達成度を判定するための試験と位置付けられていることです。
高校の教科書レベルの内容を十分理解すれば対応できるといわれていて、難問・奇問の類は少なく、例年良問が多いと評される試験です。
なので受験生はセンター試験の対策を実施すると、自ずと基礎学力の充実を図れると考えられています。
試験の回答方式はマークシートでの回答になるので、マークシートの記入に慣れていないと思わぬ失敗をすることにもなりかねません。
だから事前に模擬試験を多く受験して、マークシートでの回答方式に慣れておくことが大切なのです。
センター試験の受験教科は6教科31科目の中から自分が志望する大学が指定する科目を選択します。
5教科7科目の受験が必要な大学もあれば2教科だけという大学もあって、6教科31科目とは言っても志望する大学によって課せられる教科と数が異なります。
つまり志望大学が決まらないと受験する科目も決まらないということです。
センター試験は国公立大学だけでなく、一部の私立大学でも採用されています。
国公立大学を志望していない受験生にっても、場合によっては有益な試験になるケースがあるので、全ての受験生にとって無縁とは言えません。
センター試験は国公立大学と私立大学で同じ試験問題が出題されます。
1回の受験結果が国公立大学の選考と私立大学の選考に利用されるので、国公立大学と私立大学で別々の受験勉強をする必要がないという意味では効率的だと言えます。
センター試験について簡単にまとめます。
- 国公立大学の受験には必ず必要な試験である
- 一部の私立大学でも採用されている試験方式なので、国公立大学を検討していない受験生にも関係がある
- 高校での基礎学力の達成度を判定することに重きを置かれた試験である
- 回答はマークシート方式である
- 受験強化は6教科31科目の中から自分が志望する大学が指定する科目を選択する
まとめ:大学受験の仕組みを熟知すれば受験のチャンスが広がる
大学受験を理解するうえで最も基本となる基礎的な知識とセンター試験について簡単に触れました。
この内容は本当に基礎的なもので、これをベースに国公立大学の受験と私立大学の受験がかぶさってきます。
今の大学受験はセンター試験を中心に戦略を立てることが重要です。
センター試験の結果は私立大学の受験予定や志望大学の選定にまで関係してくるからです。
大学受験は仕組みを熟知すると合格のチャンスもグッと広がりますので、親に出来ることとして、しっかりと大学受験の仕組みを理解しましょう。