最近、夜中に目が覚めることが増えました。
夜寝るのは遅くて、朝起きるのは早いのに、夜中に目が覚めてしまうと睡眠時間が減ってしまうようでもったいないと思います。
なぜ夜中に目が覚めるのか、その理由を調べたら、なんと更年期や貧血が原因になっていることもあるらしいのです。
すっきりとした朝の目覚めのために、夜はしっかり眠りたい。
夜中に目が覚めてしまうときの原因を探してみました!
夜中に目が覚める原因には何があるのか?
眠りは自律神経によってコントロールされています。
自立神経とは呼吸、脈拍、血圧、発汗、消化運動などを調整をしている神経で、興奮状態や緊張状態で優位になる「交感神経」とリラックス状態で優位になる「副交感神経」があります。
- 交感神経
- 興奮状態や緊張状態で優位になる自律神経のこと
- 副交感神経
- リラックス状態で優位になる自律神経のこと
良質な睡眠を妨げる原因は男性と女性によって若干違いがあります。
性別に関係なく夜中に目を覚ましてしまう原因として考えられるものは
- ストレス
- お酒を飲む
- いびき
などが睡眠を妨げる原因になるそうです。
これとは別に、女性が夜中に目を覚ましてしまう原因には女性特有の症状によるものもあります。
例えば更年期が原因だったり貧血が原因だったりするのです。
- 男性が夜中に目を覚ましてしまう原因
- ストレス・お酒を飲む・いびき
- 女性が夜中に目を覚ましてしまう原因
- ストレス・お酒を飲む・いびき・更年期・貧血
女性特有の症状も夜中に目が覚める原因
夜中に目が覚める原因 更年期について
更年期の症状のひとつに夜中に目が覚めるというものがあります。
女性の場合は更年期で女性ホルモンが乱れてくると、自立神経も狂ってくることがあります。
眠りをコントロールする「自律神経」に変調を来たすことで、眠りにも悪影響が及んで夜中に目を覚ましてしまうのです。
女性の更年期は40代以降から始まると言われていますが、更年期によって女性ホルモンが減少し始めて、さまざまな体調不良を引き起こすことが知られています。
その体調不良のひとつに夜中に目が覚めてしまうという症状もあるのです。
更年期による女性ホルモンの乱れが自律神経のバランスに影響して夜中に目を覚ましてしまうのです。
夜中に目が覚める原因 貧血について
私は貧血が睡眠を阻害する原因になるとは考えてもいませんでした。
貧血にも種類がありますが、その中でも「鉄欠乏症性貧血」の症状に睡眠障害があります。
鉄欠乏症性貧血を持っていると夜中に何度も目が覚めてしまうらしいのです。
鉄欠乏性貧血は周期性四肢運動障害という障害も引き起こしますが、夜中眠っているときに身体が無意識に動くような症状がみられるそうです。
この周期性四肢運動障害がどんなふうに体を動かすかというと、夜中眠っているときに足首がそるような運動が繰り返されます。
その無意識の運動が夜中に目を覚ますことに繋がるのです。
この周期性四肢運動障害は疲れたときなどに出やすくなります。
鉄欠乏症性貧血を原因に周期性四肢運動障害が発生して、寝ているときに無意識のうちに体を動かしてしまって、目を覚ましてしまうのです。
夜中に目が覚めるその他の原因
夜中に目が覚める原因にはストレスもある
夜中に目が覚める原因で一番よくある原因が強いストレスによるものです。
人は強いストレスがあると自律神経が不安定になりますが、自律神経の乱れが夜中に目を覚ましやすい、浅い眠りを誘発してしまうのです。
ストレスによって自立神経が不安定になると、夜中の些細な刺激でも目が覚める状態になってしまいます。
ストレスがあると、本来、眠る際に優位になるべき「副交感神経」がうまく働かない状態になってしまって眠りに支障を来すのです。
一度目が覚めてからもう一度眠れるまで長い時間がかかるようだとストレスが原因である可能性が高いと言われています。
強いストレスが原因となって睡眠時に働くはずの「副交感神経」が機能せずに夜中に目を覚ましてしまうのです。
夜中に目が覚める原因の「いびき」について
いびきをかくと気道が狭くなって低酸素状態になります。
すると心拍数や血圧を上げるため自立神経が活発になります。
この自律神経の状態の変化が夜中に目を覚ましてしまう原因になるのです。
いびきは悪化すると睡眠時無呼吸症候群といって眠っている間に呼吸が止まるという深刻な症状を引き起こしてしまいます。
呼吸がとまると苦しくなって呼吸を再開させるために目が覚めます。
この時、人によっては無意識のまま目を覚ましていることもあるので、夜中に目が覚めたという自覚が無いというケースもあるみたいです。
いびきくらいと軽視してはいけません。
いびきが睡眠時の円滑な呼吸を邪魔する原因になって、息が苦しくなって目を覚ましてしまうのです。
夜中に目が覚める原因のお酒について
お酒も夜中に目が覚めてしまう原因になります。
とくに寝る直前のお酒は眠りを浅くするので、夜中に目が覚めやすくなってしまいます。
アルコールには自立神経の中枢を麻痺させる働きがあって、更に利尿作用もあるので夜中にトイレに行きたくなって目を覚まします。
お酒を飲んで眠るとアルコールを分解するために内臓が働きます。
このとき交感神経が活発になって、眠っている最中にも脳が活性化してしまいます。
これが夜中に目が覚める原因になるのです。
また、お酒を飲んだあとは身体が脱水状態になっています。
脱水状態は体にとって不快な状態なので、これも夜中に目が覚める原因になります。
お酒を飲んで就寝するとアルコールを分解するために体が活発に活動しまた脱水症状にもなって目を覚ましてしまうのです。
夜中に目が覚めてもすぐに眠れるときは心配ないのか?
夜中に目が覚める原因は様々ですが、自分では気づいていない何らかの病気が原因になっているケースもあります。
先ほど「周期性四肢障害」「睡眠時無呼吸症候群」という睡眠障害の原因について少し触れましたが、その他にも夜中に目が覚める病気があるようです。
夜中に目が覚める原因となる病気にあげられるのは、
- 高血圧(血圧が高い)
- 糖尿病(血糖値が高い)
などです。
夜中に目が覚めてもすぐに寝れるから心配ないと勝手に判断してはいけません。
睡眠時無呼吸症候群などの心配もあるようなので、睡眠外来や専門医に相談して検査をしたほうがよさそうですね。
夜中に目が覚めるときの対処法
まず、ぐっすり眠るためには、自律神経の中でも「副交感神経」が優位に働いていなければなりません。
副交感神経を優位に働かせるためには、リラックスしている状態を作り出します。
夜中に目が覚める場合は、原因を特定してその原因を解決するのが効果的です。
お手軽に出来る睡眠の改善方法は次のようなものになりますが、ひとまずはこれらで症状の改善具合を確かめてみることから始めてみましょう。
- ストレスを発散する
- 更年期症状とうまく付き合う
- 貧血を予防改善する
- いびきをかく場合は横向きに寝る
- おもいきってお昼寝をする
まとめ:夜中に目が覚める原因と対処法
私も夜中に目を覚ましてしまうととても辛いのですが、私の場合は更年期が原因かな・・・と思いました。
朝までぐっす眠ることは生活習慣病や認知症の予防にもなるらしいです。
女性は多かれ少なかれ、更年期の症状が出てしまいますよね。
辛い更年期の症状とうまく付き合いながら生活習慣の見直しもすれば、心地好い睡眠を取り戻すことが出来るかもしれませんね。