秋になったらラベンダーの元気がなくなってしまいました。
水のやり過ぎなのか?肥料が少ないのか?
葉っぱが灰色に変色する危機を乗り越えて、この春たくさんの花を咲かせた我が家のラベンダー。
秋になったら再び元気がなくなってしまったのです。
どうにか枯れずに元気を取り戻して欲しいという願いを込めて、ラベンダーの秋のお手入れと枯らさないための対策をまとめます。
ラベンダーを枯れさせないために秋に強剪定をする
ラベンダーの剪定は花が咲き終わった後と秋の2回行います。
秋の剪定は強剪定といって、少し強めというかバッサリと枝を切り落とすのがコツです。
強剪定をする理由は2つあります。
一つはラベンダーの株が栄養を蓄えるためです。
二つ目の理由は、来年の花をたくさん咲かせるために、古い枝と木のように固くなってしまった枝を切るためです。
せっかく伸びたラベンダーの枝をバッサリと切ってしまうのは勇気が要りますが、この剪定が来年の綺麗なラベンダーの花に繋がるのだと心を鬼にして強めに剪定をするのです。
ラベンダーは古い枝からは新しい葉や枝が育ちにくい特性があります。
また、古い枝は病気にもかかりやすいので、秋にラベンダーの枝を強剪定することは後々の成長のためにも大切なことなのです。
ラベンダーは秋のお手入れで剪定をすると新しい枝が増えます。
でも、我が家のラベンダーのようにまだ株が若かったり樹勢が弱っている場合は、ラベンダーの様子をみながら強剪定を進めるようにしましょう。
ラベンダーを枯れさせない強剪定のコツ
ラベンダーの剪定は必ず新芽を残して、新芽の少し上で切ることを心がけます。
ラベンダーを強剪定するときの流れをまとめると、次のようになります。
- 土にくっついている枝を切る
- 土にすごく近い枝も切る
- 古い枝と太く木のようになった枝を切る。
この時は、新芽の少し上で切ること! - 全体のバランスを見ながらその他の枝を切る。
ラベンダーの枝を切るときは新芽の少し上で切ること!剪定前の半分くらいの高さになるように整えるのが目安です。 - 最後にラベンダー全体の形を整える。
半円に形を作ると、丸い優しい感じに仕上がります。
高さをそろえて剪定すると、花が咲くときに花の位置が揃うので開花後に花を摘みやすくなります。 - 剪定後の茎が水に濡れるとラベンダーが枯れる原因になる。
雨にも濡らさないような配慮が必要です。
せっかく大きく育ったラベンダーを強剪定すると枯れてしまうんじゃないかと心配になります。
また、剪定後の姿は寂しい印象。
でも強剪定することによって春に小さな新芽がグングン成長するのです。
強剪定のポイントは思い切ってラベンダーをコンパクトに仕上げること。
花が咲く頃にはラベンダーの姿も一回り大きくなっていることでしょう。
ラベンダーの肥料は秋に与える
ラベンダーの花が咲き終わって、強剪定の前の9月頃に肥料を与えます。
これは夏を乗り越えたラベンダーの株に栄養をあげるための肥料で、元気に春を迎えるために必要な施肥となります。
綺麗な花を楽しませてくれたラベンダーへのお礼という意味で「お礼肥」と呼ばれるらしいですよ。
与える肥料は、緩効性肥料というタイプのもの。
緩効性肥料は、施肥してから一定期間効果が持続するという特徴を持つ肥料です。
わざわざラベンダー用として販売されている緩効性肥料は少ないのですが、ハーブ用とかお野菜用の緩効性肥料であれば、ラベンダーの肥料として問題ないでしょう。
ラベンダーを枯れさせない植え替えは秋のお手入れ時期に行う
植え替えをするならラベンダーの根の活動が緩やかになる10月頃が適期です。
ラベンダーの植え替えをするときは慎重に、根を崩さないように植え替えることがコツ。
根を崩してしまうとラベンダーが枯れる原因になってしまいます。
また、ラベンダーの根が活発に活動している時期に植え替えをすることも枯れる原因になりますので、ラベンダーの成長が停滞する秋のお手入れで植え替えを行うのが最もいい時期と言えます。
我が家のラベンダーも鉢が小さく感じるほどに株が成長して来たので、そろそろ植え替えたいなと考えているところです。
まとめ:丈夫で枯れないラベンダーは秋のお手入れが大切
春先に綺麗な紫色の花を楽しませてくれるラベンダーは、秋にしっかりとお手入れをすれば枯れずに翌年も美しい花をつけてれます。
ラベンダーの一年のお手入れサイクルをまとめると次のようになります。
- 花後の弱めの剪定
- 9月の施肥(お花を楽しませてくれたお礼肥)
- 秋の強剪定(1年のお手入れ)
ラベンダーはしっかりとお世話をすると10年以上もの間、花を咲かせてくれるそうです。
秋の強剪定はラベンダー枯らさないためにも大切なお手入れになります。
剪定後の株の扱いに注意して、来年も元気なラベンダーの花を楽しみましょう。