サンシェードで暑さ対策!DIYで外壁に取り付ける3つの方法

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主婦のDIY
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真夏の暑さ対策は窓からの直射日光を防ぐことが効果が高いと言われています。

この時期、自宅の窓にサンシェードを取り付ける方も増えると思います。

サンシェードはエアコンの使用を抑えられ省エネになり、夏の電気料金を節約できる家計にとっても環境にとっても強い味方ですね。

我が家も毎年サンシェードを取り付けますが、このセッティングが意外にも難しく試行錯誤を繰り返しながらようやくある結論に辿りつきました。

ALC外壁にサンシェードをDIYで取り付けた成功と失敗の軌跡をまとめます。

サンシェード取り付けの難しさは強風対策にある

サンシェードの構造はとてもシンプルで、面積の大きな「布」です。

面積が大きいと風の影響も受けやすく、ちょっと強い風が吹くとバタバタと暴れてしまいしっかりと設置しなければ危険な場合もあります。

一般的なサンシェードは風が抜けやすいような、通気性を考慮した素材で作られていてヨットの帆のように極端に風をはらむことは少ないのですが、台風や急な落雷を伴う突風には注意しなければなりません。

サンシェードが活躍する夏は天候が急変することがよくありますし、風で飛ばされたシェードがご近所に迷惑をかけてしまっては一大事でございます。

サンシェードを取り付けるときは「強風対策」を施すことが難しいのです。

サンシェードの取り付け方法に影響する外壁材

家の構造はサンシェードの取り付け方法に大きく影響します。

我が家の外壁はALC外壁という軽量気泡コンクリート製のボードなのですが、これは石膏ボードのような材質で普通の釘やネジが効きません。

また、外壁の表面が平坦(フラット)ではないので、両面テープや接着剤での貼り付けも困難でした。

なるべく予算をかけず、少ない手間で、外壁への損傷を最小限にサンシェードを取り付ける方法を素人なりに色々と調べました。

サンシェード取り付けのポイントは上部の固定

サンシェードの取り付けは「シェード上部」と「シェード下部」で考えなければなりません。

上部というのは窓の上部分。下部というのは地面の部分です。

サンシェードは地面にも固定しないと宙ぶらりんの状態になってしまいます。

1階部分であれば庭の土にペグなどを直接打ち込むことも可能でしょう。

2階に設置する場合はベランダの手すりなどに固定することになると思います。

サンシェードの下部の設置に関しては大きな支障は無いと思われます。

大切なのは上部の取り付け方法です。

ここがしっかり固定出来ないと、風に煽られ外れてしまったり、見た目もだらしなくルーズになってしまいます。

サンシェードの取り付けに試みた3つの方法

我が家では過去3パターンの取り付けを試みました。

それぞれの取り付け方法とその末路は下記のとおりです。

サッシ枠に固定金具を取り付ける方式

これはサッシ枠に固定金具を取り付け、そのフックにサンシェードを引っ掛けるという方法です。(参考:サッシ取付金具

結論から言いますと、この取り付けフックは2日程度で外してしまいました。

理由はサッシに金具を固定する能力の低さと、窓の開閉に支障をきたすからです。

この金具の原理はサッシの枠にねじ止めするのですが、そもそもサッシの枠にはサンシェード取り付け金具を設置するほどの余裕がありません。

結果、金具のぐら付きを抑えることが出来ませんでした。

またねじ止めする際にサッシ枠に傷をつけてしまうのではないかということがとても気になります。

さらに取り付け直後は問題なかった雨戸の開閉も、暫くするとサンシェード取り付け金具が雨戸に干渉するようになりました。

この現象は金具にサンシェードをひっかけると特に顕著に現れます。

そんな状況なので、短期間で外してしまいました。

洋灯吊金具を使用する

洋灯吊金具(よーととも呼ばれるらしい)とは、小物を引っ掛けるために壁にねじ込む金具です。

価格も安価で設置方法も簡単なので、この方法が成功すれば大満足な結果となります。

結果は、サッシ取付金具よりはマシだが、1シーズンは持ちこたえられません。

「よーと」はネジくぎのように部材にねじ込むことで固定するのですが、ALC外壁へのねじ込みは効きません。

風が吹くとネジ部がぐらぐらと揺らぎ、ネジと母材(ALC外壁)との接合部分を痛めてしまいました。

梅雨明け前には台風が到来することも多いですが、台風の強風でよーと金具が外壁から外れてしまうといった事態に陥り、結局この方法も不適当でした。

建築用連結金物をビス止めする

この方法はもう本物というか、本格的というか、ちゃんとした取付方法です。

紆余曲折を経て、結局この工法に辿りつくということは初めから手を抜かずに正攻法で行けばよかったということですね。

今回使用した部材は下記です。

ここに記載した建築用部材でなくても似たような性能のものなら問題ないと思われますが、多分これらが最も安価です。

金物はステンレス製のものを選び、更にステンレスの中でも「SUS304」という材質のものが錆に強く無難です。

ステンレスと一口に言っても様々な種類があり、モノによっては錆びてしまうステンレスもあるので特に屋外に取り付ける金物には素材や強度に注意が必要です。

サンシェードの取り付け方法

サンシェード取り付け金具のビス止め

今回はALC外壁への取り付けですので、ALC用のネジでオープンアイプレートを取り付けました。

今回採用したALC用ネジ「アリンコ」という製品はタッピングビスといって下穴なしで締め付けることが出来る製品です。

オープンアイプレートの位置を決めドライバーで回すだけで取り付けが出来ました。

オープンアイプレートの位置決めは、メジャーで大まかな位置を計測しましたが、ほとんどサンシェードのハトメ穴に合わせる現物合せです。

マスキングされた取付金具

ステンレス金具の取り付け後、ネジ穴から雨水などの水分が母材に染込むのを防ぐために金具の周辺にコーキングを施します。

コーキングを行う際は、金具の周辺をマスキングして見た目もなるべく綺麗になるように頑張ってみました。

コーキングを打つだけならば比較的難易度が低い作業なのですが、綺麗に施工するとなるとコーキングはとても難しい作業になります。

DIYなので見た目のデコボコはご愛嬌というくらいの気持ちで挑みましょう。

自宅の外壁にサンシェードを設置してみて

サンシェードがあると無いとじゃ室内の過ごしやすさは大違いです。

昼間サンシェードを張っておくと、夜に室内の気温が早く下がるような気がします。

また、窓の外側に設置することで目隠し効果もあり、ご近所の目を気にすることなくカーテンを開けられる解放感もあります。

我が家ではクールシェードというサンシェードを愛用していますが購入してから4回目の夏を迎える今年の夏も全く問題なく使えています。

最近はデザイン性の高い商品も出てきましたが、まだ色や図柄の種類が少ないですね。

もう少しオシャレなサンシェードが欲しいのですが、デザイン性では外国製品の方が優れているでしょうか?

サンシェードの取り付けに必要な道具まとめ

  • 脚立
  • ドライバー(インパクトドライバーなどがあれば尚可)
  • コーキングガン
    シーリング材をコーキングする場合必要になります。コーキングガンは安価ですし、コーキングが出来るようになるとDIYの幅がぐっと広がるので一つ用意しておいてもいいアイテムです。
  • シーリング材
    一般家庭の補修程度では使用する量もたかが知れていますが、少量に小分けされた製品もあまり値段は変わらないと思います。
  • ステンレス オープンアイプレート
    この商品は夏シーズンになると品切れになることが多いので、早めの購入をお勧めします。
  • ALC用ねじ固定式施工アンカー「アリンコ」
    少量で販売しているお店がほとんどありません。筆者はジョイフル本田で購入しました。1本単位で販売していました。
  • タカショー クールシェード
    我が家では既に6シーズン目に突入したサンシェード。コストパフォーマンスが素晴らしい。もちろんサンシェードとしての性能も申し分ありません。

参考リンク

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