子供たちはすっかり夏休みを満喫していますね。
普段はお仕事が忙しいパパとママの会社もそろそろ夏季休暇の時期でしょうか?
夏休みといえば海水浴が定番ですが、夏の海は強烈な紫外線が降り注いでいます。
子供たちの柔らかい肌を無防備に紫外線に晒すのはちょっと心配ですね。
ここ最近はラッシュガードを着用して海水浴を楽しむのがすっかりスタンダードとなりました。
私も海に行くときは必ずラッシュガードを持参します。
家族の体調管理を引き受けるママの立場から、自分で着て、子供に着せて分かったラッシュガードの役割や選び方を解説します。
なぜラッシュガードを着るの?ラッシュガードの効果とは
海水浴場で一度でもラッシュガードを着用するとその素晴らしさを実感できますが、具体的にどのような効果を実感できるのでしょうか?
たくさんあるラッシュガードのメリットをお伝えします。
日焼けを軽減できる
ラッシュガードはとても薄い素材で作られていますが、あの薄手の着衣を1枚着るだけで日焼けの程度が全然違います。
海水浴場では日焼け止めクリームを塗って万全の紫外線対策をしますね。
でも日焼け止めクリームは海に入ると落ちてしまいます。
ウォータープルーフ仕様の製品でもやっぱり落ちてしまうのは、それは海水だけでなく汗も日焼け止めクリームを落としてしまうからです。
肌に直接塗る日焼け対策ももちろん効果はありますが、クリームが落ちてしまっては意味がありません。
家族で使っているとあっという間に空っぽになってしまう日焼け止めクリームは意外に高価な商品だったりして、家計を預かる主婦としてはちょっと頭の痛い問題でした。
ラッシュガードを着用するようになってからは日焼け止めクリームを体に塗る必要は無くなりました。
もちろんラッシュガードの日焼けを防ぐ効果は高くて、日焼け止めと同等以上の能力を発揮してくれます。
夏の砂浜での疲労度が少ない
これは紫外線を防ぐことと通ずると思いますが、ラッシュガードを着用していると海岸での体力の消耗が全然違って疲労度を低く感じます。
真夏の海水浴はちょっと普段ではあり得ないほど疲れてしまいます。
それは炎天下の砂浜の暑さの他に紫外線の影響も大きいのです。
紫外線に晒されると人の体はとても疲れます。
真夏の砂浜は普段から屋外での活動に不慣れな人にとっては特に辛い環境で、砂浜に午前中居ただけでもヘトヘトになります。
ところがラッシュガードを着用して肌の露出を減らすと疲れを少なく感じるのです。
直射日光から肌を保護するだけでなく「風」の影響を軽減することも体のダメージを減らす要因になります。
海水浴場は海岸特有の海風が強く拭きますが、体に直接風が当たらないようにするだけで随分と疲れが軽減できますよ。
ちょっとした怪我を防げる
子供が元気に砂浜を走り回ると、ちょっとしたすり傷を作ってくること、ありますよね?
広い砂浜に興奮した子供たちは普段の何倍もパワーアップして全力で転げまわったり、砂に潜り込んだりと大はしゃぎします。
気が付くと体に小さなすり傷を作っていることが良くあったのですが、ラッシュガードを着るようになってからこういう怪我が減りました。
ラッシュガードとTシャツの違い
素肌を露出しないならTシャツでも良いじゃん。と思いますよね?私もそうでした。
でもラッシュガードとTシャツは全く違うものなのです。
Tシャツの素材は綿生地のように水分を良く吸収する材料ですが、これだと海に入ったときに海水を吸い込んで素材自体が重量を増してしまいます。
また濡れたTシャツは体にベターと貼り付く感覚が不快で、且つ着衣が体に貼り付くと運動が阻害されます。
水泳中に運動機能が邪魔されるのは危険ですね。
ラッシュガードは水分を吸収しづらい素材で作られていて、水に濡れても極端に重量が増えるということはありませんし体の動きを妨げることも無くて綿シャツとは明らかに違うのです。
海水浴をするならTシャツではなくてラッシュガードの方がずっと運動性能が高いと言えます。
ラッシュガードの選び方
子供用の場合
子供用のラッシュガードは1シーズンで使いきるという意識を持つことが大切です。
海水浴場に連れて行った子供はアホみたいにはしゃぎますね。
岩場などでも平気で腹ばいになるし、堤防のコンクリートの上で寝そべるしやりたい放題です。
常に波に洗われている海岸の岩場やコンクリートは陸上のそれとは表面が違います。
海水によって研ぎ澄まされているような、ちょっと鋭利な感じに仕上がっているのです。
だからちょっと衣服を擦っただけでも、ほつれてしまったり破けてしまったりして衣服の劣化が普通より早く感じますね。
高価なラッシュガードを買って現地でイライラするより、使い捨てだと割り切って子供を思いっきり遊ばせてあげた方が絶対に楽しいですよ。
子供たちは一生の思い出になるようなズッコケを見せてくれたりしますから。
女性の場合
女性の場合はちょっと大きめのたっぷりしたサイズを選ぶと体のラインがぼやけて周りの視線が気にならなくなります。
但し積極的に海で遊びたいというママは体にぴったりフィットしたサイズのラッシュガードを選ぶと子供たちと一緒にアクティブに遊べるでしょう。
特にボディボードに乗った子供を波に乗せるような遊び方をするときは体にフィットしたラッシュガードの方が断然いいです。
ラッシュガードの中で海水がタプタプと遊んでしまうと体力を奪われますし、機敏に動けなくなるからです。
男性の場合
男性には子供たちと同じように元気に遊ぶことに徹して頂いて、体にぴったりフィットしたラッシュガードをお勧めしたいです。
が、残念なことにお腹の出っ張りが気になるパパは、体のラインがしっかり強調されてしまうことを覚悟してくださいね。
どんなデザインがおススメか?
ラッシュガードは簡素な衣服なのでデザイン性はあまり求められません。
でも長袖と半袖、ファスナー付きの前開き、フード付き、色などで差別化されます。
どんな点に注意して選べばいいのでしょうか?
子供たちと海水浴を思いっきり楽しめる最適なラッシュガードについて、自分の経験を踏まえてお伝えします。
長袖と半袖、どちらのタイプを選ぶべき?
ラッシュガードの役割は既に述べた通りですが、紫外線対策や怪我の予防などを考えると長袖の方がより高い効果を発揮してくれるでしょう。
私は基本的には長袖派なのですが、長袖は着るときや脱ぐときにちょっと手間がかかります。
また袖の部分がしっかりフィットしていないと水に飛び込んだ時や波に飲まれたときなどに袖が捲れてしまうことがあって、ちょっと鬱陶しいと感じるかもしれません。
でも、ラッシュガードの基本は「長袖」です。
ファスナー付きの前開きタイプか頭から被るタイプか
ラッシュガードにはファスナー付きの前開きタイプと頭から被るタイプがあります。
子供が小さい場合はファスナー付きの前開きタイプが断然便利ですが、基本は被りタイプです。
なぜならば、ファスナーは破損しやすいこととファスナーの金具部分が胸や鎖骨に当たったり擦れたりすると痛いですし、子供の場合は思わぬ怪我の要因に成りかねません。
例えばボディボードなどのように腹ばいで遊ぶ遊具だと胸部分が圧迫されて、そこにファスナーの金具が当たってしまうと痛いですよね。
浮き輪やボートやフロートなどゴムやビニール製品が多い海のレジャーですから、金具がそれらを破損してしまうことも考えられます。
ウチでは3つくらいの浮き輪に穴を開けてしまいました。
水中で着用する衣服は単純な作りであることが一番です。
フード付きのラッシュガード
フード付きタイプを選ぶのは恐らくママでしょう。
フードはちょっとした日よけにもなりますし防風の役割も果たしてくれて砂浜では便利です。
でも水の中に入るとこのフードが邪魔に感じられてしまいます。
砂浜で遠くから子供を見守るタイプのママにはフード付き、ガッツリ泳ぎたいママはフードの無いラッシュガードがおススメです。
ラッシュガードの色選びで気を付けたいこと
ラッシュガードの色はデザインの問題だけだから何でもいいと考えてしまいますね。
でも実際に海水浴場に行くと「色」はとても大切な要素です。
特にお子さんに着せるラッシュガードの色は重要!
ちょっとセンスが悪くても良いから遠くから一目で見分けられるような、目立つ色彩のラッシュガードを選びましょう。
私はお手頃なお値段で購入できたスポーツメーカー製のラッシュガードを子供に着せたことがあるのですが、なんと同じラッシュガードを着た子がいるではありませんか!凄い偶然。
それくらいなら大したことではありません。
ラッシュガードはどの製品も同じような色のものが多く、それは紺とかグレーとか当たり障りのない無難なカラーなのですが、これって結局海岸で目立たないのです。
パパやママは目立たなくてもいいですけど、子供は目立ってくれないと直ぐに見つけられません。
遠くまで行って迷子になっては大変ですからしっかり見分けられるようなド派手なカラーのラッシュガードがおススメです。
白いラッシュガードは透けるようなイメージがありますが、私の経験では白でも透けたことはありません。
ただ透けるかどうかは実際に素材を濡らしてみないとわからないので、現実的には購入するまでわからないですねぇ。
ラッシュガードは水着の上に着用するので透けても問題ありませんが、白は避けた方が無難でしょう。
ラッシュガードの着方
ラッシュガードは水着の上に着用します。
水着の上から普通の衣服と同じように着ればいいのですが、ちょっと注意があります。
それは濡れてしまうと脱ぎ着が困難になるということです。
どんな衣服でも濡れれば着づらくなるのでラッシュガード特有の問題ではありませんが、海で遊んでいる最中は脱がない方がいいですね。
恐らく着るときは乾いた状態が多いと思いますから心配いりませんが、問題は脱ぐとき。
濡れた衣服ですから、ちょっと脱ぎづらいかもしれません。
宿や海の家でシャワーを浴びながら脱ぐと多少スムーズに脱げるかなと思います。
ラッシュガードに浮力はありません
ラッシュガードに浮力はありません。
だからラッシュガードを着用しているからといって泳ぎが楽になることはないのです。
浮力があるのは「ウェットスーツ」です。
ラッシュガードに浮力があると勘違いして体力以上に遠くまで泳いでしまわないように気を付けましょう。
まとめ:体を保護してれるラッシュガードは海水浴には必須のアイテム
海水浴で家族でシュノーケリングを楽しんだことがあります。
スイミングクラブで1級検定合格の子供たちは透明度の高い海に入った途端、まるで地元民のように海中を自由自在に泳ぎだして、親よりよっぽど達者にシュノーケリングを満喫していました。
その時の子供たちの遊びっぷりは見事でした。
真夏の強い日差しに晒されて真っ赤に日焼けしてしまうと海水浴の楽しさも半減です。
ラッシュガードを着用してしっかり体をガードすれば楽しい思い出もたくさん作れますね。
しっかりと準備をして真夏の海を思いっきり楽しみましょう!