苦節4年!咲かないモッコウバラが開花するまでの道のり

スポンサーリンク
ガーデニング
この記事は約4分で読めます。

モッコウバラは丈夫でほとんど手間をかけず、たくさんの花を付け、毎年春を楽しませてくれる。

こんな印象を持っていました。

しかし、4年です。

花が咲くまで4年という歳月を要しました。

マジ大変。。。

この記録はモッコウバラを地植えして花が咲くまでの話です。

苗ポットに植えられたモッコウバラを頂きました

春先になると多くの家の庭先で小さく黄色い花が咲き乱れる風景を目にします。

この可憐な花がモッコウバラだということを知り、これは絶対我が家にも植えたいとずっと考えていました。

そんな矢先、モッコウバラの苗木を頂けるという幸運に恵まれ、小さなポット(3号か4号くらい)に植えられた苗木を1本頂いてきました。

それは小さな苗で、葉の様子は元気でしたが花が咲く雰囲気はまったくない苗です。

我が家にモッコウバラが来た最初の年、それは小さなポットに植えられたまま、ほぼ放置されていました。

苗ポットに植えられた植物を購入することは多いと思います。

この苗ポットですが、なるべく早く大きな鉢に移すか地植えした方が良いです。

ポットのままはいけません。

ポット自体に問題があるのではありません。小さな鉢はマメに水やりをしないとすぐに土が乾いてしまうのです。

気付くと土がカラカラに乾燥していて、ポットの中のモッコウバラも萎れているという光景を何度も目にしました。

すぐに稙栽すればよかったのですが、面倒ということと、鉢植えのまま花が咲けばベランダで花を楽しむことも出来るかな?という思惑もありました。

ベランダで育てるにしてもポットのままはイケませんね。

我が家に来たモッコウバラは1年ほどポットで過ごすことになります。

当然成長することも無く、しかし枯れることも無く逞しく生き続けます。

地植えしたモッコウバラは成長著しく

ある日、重い腰をあげモッコウバラを地植えする決心をします。

地植えに踏み切った理由は家の西側に黄色い花があると金運が上昇するという話をどこかの風水本で読みかじったのが動機です。

実に俗物的な動機ですね。

程なくして我が家の西側にある小さな庭にモッコウバラの苗木が植えられることになるのですが、次の春になればたくさんの黄色い花が見られること間違いなし!と思い込んでいました。

しかし苗は想像していたほど成長せず、いつまでたっても小さなまま。

西側の庭は陽当たりもイマイチなのですが、1メートルほどの高さのブロック塀がありこれがモッコウバラ苗への日光を遮ってしまいます。

ちょっとジメッとした印象の場所です。

そんなある日、モッコウバラ苗の根本から赤紫色の枝のような、しかしモッコウバラの枝とはとても思えない何かが突然出現します。

色合いが毒々しくて、これはきっと病気になってしまったのだ。だからこの毒々しい枝を切ってしまおう。

そんなことを考えながらも元来が不精なもので、いつものように放置しておりました。

するとどうでしょう。

あの赤紫色をした毒々しい枝はスクスクと育ち、いつの間にやら立派なモッコウバラの枝となっているではありませんか!

ほんと、切らなくてよかった。

これがいわゆるシュート枝だということを知るのは随分と後のことです。

このシュート枝、時折新しい枝が突然現れ、それはスクスクと成長しポット苗に納まっていたモッコウバラはいつしか家主の背丈を大きく越えるほどになりました。

しかしこれほどまでに成長したモッコウバラですが、花が咲きません。

おかしい。

背丈だけを考えればもう花を付けてもおかしくないはずなのに。

もしかしたら、この株は花を付けない株なのかもしれない。

やっと花が咲きました。

こういう株はいくら育てても花付きが良くなることはないという話を聞いたことがあり、残念だが花は諦めよう、そう考えていました。

花を諦めた翌年の春、庭の草木に新芽が出始める季節に何気なくモッコウバラを見ると、そこには目を疑うような光景が広がっていました。

モッコウバラの枝先に花のつぼみがついているのです。

それが一つ二つではありません。

枝のあちこちにたっぷりとついています。

遂に我が家の庭にもモッコウバラの花が咲き乱れる日が来たのです。

4月のはじめ、まだ桜が咲く季節でした。

これまでにしたモッコウバラのお世話。

  • 肥料:特にあげてません。
  • 剪定:何もしていません。放置。
  • 水やり:土がカラカラに乾いている時に水やりしますが、ほとんど雨の恵みだけ。
  • 害虫対策:害虫がついたことはありません。

ほとんど何もしていませんね。

花が終わった頃に仕立てるという手順が一般的らしいのですが重い腰をどうやって上げるか、ゆっくり思案したいです。