2017年の夏は雨の日が多いですね
特に東日本は大気の状態が不安定で40年ぶりの長雨だそうです。
我が家には運動部に所属している子どもがいるので、洗濯カゴはいつも山盛り。
毎日洗濯に追われている主婦が雨の日に洗濯をするときのコツをお伝えします。
雨の日の洗濯は洗い方に気を付ける
雨の日の洗濯というと「干す」ことばかりに気を取られてしまいます。
でも雨の日だからこそ「洗い方」に気を付けなければなりません!
「洗い方」を間違えると、どんなに上手に干しても乾きが悪いですし臭いも出てしまうのです。
雨が続くときは洗濯物を溜めない
天候が悪くて天日干しが期待できないときは洗濯物を溜めてしまいがちですね。
1日程度の雨天ならば洗濯物を溜めて置いて、晴れた日に一気に片付けてしまっても良いと思います。
でも雨の日が続くような天気予報が出たときは洗濯物を溜めてはいけません。
小まめに洗濯をして小まめに干しましょう。
大量の洗濯物を一度に干すと洗濯物の間隔が狭くなって空気の通りが悪くなります。
洗濯物の間の風通しが悪いと乾きづらくなってしまうのです。
雨が続きそうなときほど小まめに少量ずつ洗濯をするのが上手に乾かすコツです。
雨の日の洗濯は念入りに脱水をする
洗濯機で脱水を行う時に、いつもよりも少し念入りに脱水をしましょう。
全自動洗濯機だと「お好みコース」のように洗濯の内容をカスタマイズできると思います。
この「お好みコース」で脱水時間を少し増やしてみましょう。
特に生地に厚みのあるタオルのような洗濯物は意外に脱水の効果を感じるものです。
雨の日の洗濯は部屋干し用の洗濯洗剤を使う
雨の日に洗濯物を干すとどうしても天日干しのようにカラッとは乾きません。
特に洗濯物を部屋干しすると、部屋干し特有の雑巾のような酸っぱい臭いがついてしまいます。
この部屋干し臭を少しでも改善するために「洗濯洗剤」を変えてみましょう。
最近は部屋干し用の洗濯洗剤が各メーカーから販売されていますので、このような洗剤はおススメです。
またちょっと高価になりますが量産品の洗濯洗剤とは成分や配合が異なった特別な洗濯洗剤もあります。
このような高級洗濯洗剤は洗濯物の臭いの原因になる皮脂汚れやたんぱく質を洗浄する能力が高いので、部屋干しをしても洗濯物の臭いを抑える効果が期待できます。
襟や袖口の汚れも落ちますし、毎日使うと家計に厳しいけれどここぞという時にだけ使う洗濯洗剤として用意しておくと便利な洗剤です。
雨の日の洗濯物は干し方に気を付ける
雨の日の洗濯物は晴れた日とは比べ物にならないほど気を遣って丁寧に干さなければなりません。
少しでも早く乾かすためには干し方が重要なポイントになります。
雑な干し方をすると乾きが悪くなってしまうのです。
洗濯物の風通しを確保するように干す
天気が悪くても風のある日は洗濯物はよく乾くものですが、洗濯物を早く乾かすためには風通しを確保することが大切です。
洗濯物を干すときも衣服のすべての面に風が当たるように立体的に干すような工夫が必要です。
例えばTシャツのような衣服は前部と背中部の生地が密着しないように、空間を確保して干すようにすると乾きが早くなります。
また、洗濯物どうしの間隔を開けることも大切。
洗濯物の距離を広くすることで風が通り抜けて乾きやすくなるのです。
雨の日に洗濯物を干すときは、1枚の洗濯物を干すために必要な場所が広く必要になってしまいます。
だから雨の日はたくさん洗濯できないのです。
雨の日の洗濯は干す場所を工夫する
天気が良い日は陽の当たる場所に干す洗濯物ですが、雨の日はどこに干せばいいのでしょうか?
雨の日でも洗濯物を外に干せる場合がある
雨が降っていても軒下だったり屋根がついているベランダの場合は洗濯物を外に干せます。
雨が吹き込んでくるほど雨量が増えてしまうと室内に取り込んだ方が良いですが、降ったりやんだりを繰り返して曇りが優勢のような空模様の時には外干ししてしまった方が乾きが早いことが多いです。
特に少しでも風が吹いているときは部屋干しよりも乾きが良いくらいに感じます。
ただ、いつ大雨になってしまうかわからないので、常に雨の様子に注意が必要な点は気が休まりません。
時々雨が降る曇天程度ならば外干しも検討できます。
洗濯物をお風呂場に干すときは注意が必要
雨の日はお風呂場に洗濯物を干すと乾きが早いという話を良く聞きます。
でもお風呂場に洗濯物を干すときは細心の注意が必要です。
そもそもお風呂場に洗濯物を干せるケースは、お風呂場の設計が洗濯物を干せるようになっている場合です。
そのようなお風呂場には浴室乾燥機がついていますし、洗濯物を干すための金具も備わっています。
ユニットバスのようなお風呂場は壁がFRP素材で強度が高くありません。
そのような場所に突っ張り棒などを設置して、しかも重量のある濡れた洗濯物を吊るすとか、ちょっとお勧めできません。
またお風呂場に洗濯物を干す場合は湯舟のお湯は空にして、少しでも湿度を低くするような措置が必要です。
換気扇を回しておくこともお忘れなく。
雨の日に洗濯物を部屋干しするときはエアコンと扇風機をフル稼働する
雨の日に洗濯物を部屋干しするときにはエアコンのドライ機能を使って空気を乾燥させましょう。
また扇風機を併用して空気を循環させると洗濯物の乾きが断然早くなります。
洗濯物は窓際ではなく部屋の中心でエアコンの風が直接当たる場所に干します。
エアコンと扇風機をダブルで動かすと電気代が気になりますが、コインランドリーの乾燥機を使うよりもずっと安上がりですよ。
エアコンはドライ機能・冷房・暖房という機能があって部屋干しされた洗濯物を乾かすためにはどの機能を使うべきか迷いますね。
部屋干しの洗濯物を乾かすときには「ドライ機能」を使います。
エアコンのドライ機能は部屋の湿度を下げるための機能なので、洗濯物から室内に放出された湿気を除湿するには都合の良い機能なのです。
雨の日の洗濯物を干すときに便利な道具
雨の日に洗濯物を干すときにあると便利な道具があります。
物干しスタンド
物干しスタンドとは室内で洗濯物を干すための自立型スタンドです。
普段は折りたたんで収納しておけます。
洗濯物を吊るすパイプ部分が伸縮することで長さを調整できるタイプもあるのでお部屋の広さに合わせた使い方が出来ます。
移動も簡単なので、エアコン前に設置すれば洗濯物にエアコンの風を直接当てることも容易です。
物干しスタンドは我が家でも大活躍している洗濯用品です。
天井物干し
天井物干しは天井からぶら下げる「物干し台」です。
天井に取り付けた金具にポールを吊り下げて、そこに物干し竿を渡して洗濯物を引っ掛けます。
これはすごく便利な室内用物干しです。
普段ならベランダの物干し竿に干す洗濯物も雨の日は狭い室内に干すことになります。
濡れたままの洗濯物は重さもあるのでカーテンレールに掛けるとカーテンレールが傷んでしまいますし、鴨居(かもい)のような出っ張りに引っ掛けるとちょっとしたことで落ちてしまうのでとても不便です。
洗濯物を部屋干しするときには部屋の中にピンチハンガーを吊るすための場所を作らなければなりませんが、この天井物干しがあれば部屋の中に物干し竿を設置できるのです。
しかも使わないときは取り外しが出来るので、普段は全く普通の部屋になります。
土台となる金具部品を取り付ける必要があるので、天井の下地がある場所に取り付けなければなりません。
エアコンの前に設置すれば雨の日の部屋干しもしっかり乾かせます。
除湿機
我が家も除湿機を持っていたことがありました。
除湿機はあれば便利なのですがそれなりにデメリットもあるので、わざわざ購入するほどでもないかなと思います。
除湿機を使ってみてデメリットを感じた点は大きくて収納に困ったことです。
また除湿した水分は除湿機内のタンクに溜められるのですが、これが結構頻繁に捨てなければならず面倒でした。
除湿機は廃熱も出るので、夏場に室内で使用すると室温はかなり上昇します。
雨の日に部屋に干した洗濯物を乾かすには確かに活躍します。
でもエアコンの除湿機能があればわざわざ除湿機を購入するまでもないかなと思います。
雨の日の洗濯といえばコインランドリーの乾燥機
コインランドリーの乾燥機は最強の乾燥方法ですが、デメリットも大きい。
まずコインランドリーまで出向かなければなりません。
しかも大きな洗濯かごを抱えて行くことになるので自転車では無理で、自動車で行くことになります。
乾燥機の利用料金もかかります。
コインランドリーの乾燥機は100円単位で乾燥時間を購入する利用方法が一般的ですが、家族全員分の洗濯物を乾燥させると500円程度は必要です。
車で出向くのでガソリン代もかかりますし、雨の日はコインランドリーも混んでいて乾燥機を使うために並んだりします。
これでは洗濯に時間が掛かり過ぎてしまいますね。
コインランドリーの乾燥機はパワーも凄くてバスタオルやフェイスタオルなど、生地が厚くて乾きづらい洗濯物もパサパサに乾きます。
但し熱量がありすぎて洗濯物がとても熱くなるのでデリケートな生地の衣類は避けた方が無難です。
コインランドリーの乾燥機は多くの利用者が共有するので、他の利用者がどんなものを乾燥したのかがわからない点が不安です。
コインランドリーにある「ペット用品や汚れの酷い作業着などは禁止」という張り紙を見ると、他の利用者がルールを守ってくれているのか心配になります。
乾燥機とはいえペット用品を乾燥した乾燥機で家族の下着を乾燥するのはちょっと気持ちいいものではありません。
そのような事情もありますが、大量の洗濯物もしっかり乾かしてくれるコインランドリーの乾燥機は頼もしい存在です。
本当に困ったときにはコインランドリーですね。
まとめ:雨の日の洗濯は必要最小限に抑える
洗濯物を乾かすのは太陽の恵みがあってこそなので雨の日の洗濯はお休みしたいのが本音です。
でも洗濯は毎日の家事ですから天気に関係なく出てきます。
洗濯物から逃げられない主婦が少しでも快適に雨の日の洗濯をするための工夫をまとめます。
- 洗濯物は溜めずに少しずつ洗濯する
- 乾きを早めるために念入りに脱水する
- 部屋干しの臭いを抑えるために部屋干し用の洗濯洗剤を使う
- 洗濯物を干すときは風が通るように立体的に干す
- 少しでも雨を避けられれば外干しの方が乾きが早い
- お風呂場で洗濯物を干すときは気を付けて
- 洗濯物の部屋干しはエアコンと扇風機を稼働する
- 雨の日に洗濯をするために便利な道具を準備する
- 本当に困ったときはコインランドリーに駆け込む