ネズミ駆除に成功!業者の選び方と自分だけでは難しかった退治の方法

スポンサーリンク
住まいとリフォーム
この記事は約10分で読めます。

マンションから中古の戸建住宅に引越してきた最初の冬のことです。

夜な夜な天井から聞きなれない物音がしてきます。

それはとても小さな音でしたが誰かがノックをしているような音でした。

やっとリフォームを終え、新居で落ち着いた日々を過ごせると安心していた矢先に始まった謎の怪奇現象。

私たち家族を恐怖のどん底に落としたその犯人は、ネズミだったのです。

ネズミ駆除のはじまりは天井裏からの異臭

引越してから暫くして、妙な異臭に気付きました。

それは強烈な悪臭ではなく、家族でもその臭いに気付いたのは私だけというほど微かな臭気でした。

臭いの元を辿るとどうやら天井が発生源のようでしたが、ウチの天井には点検口が無く天井裏を確認することが出来ませんでした。

仕方なくダウンライトを外して、その小さな穴からコンパクトカメラで天井の様子を撮影するとそこには驚愕の光景が写っていたのです。

それはネズミ捕獲用の粘着シートに掛かったネズミでした。

どうやら前の住人がネズミ捕りの罠を仕掛けたまま、その罠の撤去を忘れていたらしいのです。

粘着シートのネズミは既にミイラ化していたことから、それなりに月日が経過していたことが想像できました。

ネズミは中古住宅の瑕疵責任に含まれない

前の住人もネズミの存在を認識していたことが明らかでしたし、害獣が居るわけですから当然仲介した不動産業者に苦情を申し立てました。

しかしシロアリは瑕疵担保されるが、ネズミに関しては保証の対象にならないという無情な返事。

確かにシロアリについては家の購入前に説明がありましたが、ネズミのような害獣についての説明はありませんでした。

釈然としないながらも渋々納得させられたわけですが、まぁいいかなと思ってしまう事情もあったのです。

私がミイラ化したネズミを発見したのは夏でした。

夏の頃はまだ夜中に天井裏でネズミの足音がすることも無かったし、また粘着シートにネズミが掛かっているということは駆除に成功したのだろうと考えたのです。

ところがネズミの被害は冬に激増します。

新しい家で過ごす最初の冬、天井からネズミの足音が聞こえてきたのです。

ネズミは冬になると温かい家屋に避難してくる

ネズミは夏の間は戸外で活動し、冬になると温かい家の中に入り込んでくる害獣です。

私たち家族が新居に移った最初の冬は記録的な寒さでした。

そのような年の冬は特にネズミの被害が増えるそうです。

そしてその寒い真冬の最中に天井裏から聞こえてきた異音。

私はすぐにネズミが侵入したのだなとわかりました。

子どもの頃に住んでいた木造の家にもネズミが住み着いていましたが、その時と同じ音がしたのですぐにわかったのです。

この日からネズミを駆除するための壮絶な戦いが始まったのです。

自力で挑んだネズミ駆除の方法

ネズミの駆除など人生で一度も経験したことはありませんでしたが駆除業者に頼むと高いですし、ネズミの駆除なんて捕獲粘着シートを置いとけば良いんだろくらいの軽い気持ちで挑んだネズミ駆除。

しかし結果は惨敗。

ネズミを捕まえるための粘着シートをホームセンターで購入して天井裏や床下など手の届く範囲に3,4枚ほど設置してみましたが、そんな陳腐な罠にかかるほどネズミは馬鹿ではありませんでした。

ホームセンターで小売りされている粘着シートは安くはありません。

しかも使い捨てです。

結果として少ない粘着シートを効率良く使ってネズミを駆除しようなどと無用なコスト意識が働き、その挙句がネズミ駆除の失敗です。

苦労して設置した粘着シートの存在をあざ笑うかのように、その夜もネズミは天井を縦横無尽に闊歩するのでありました。

ネズミ駆除業者への依頼を検討

自分ではとてもネズミを駆除できないと悟り、すぐにプロの駆除業者にネズミ駆除の依頼をしました。

何社かにアプローチをして見積もりをお願いし、最も信頼できそうな業者に依頼しました。

とは言えネズミ駆除を依頼したことも無い私に業者を選ぶノウハウがあるわけもありません。

では何を基準に業者を選んだのでしょうか?

それは業者の担当者に直接お会いしたのです。

駆除業者の選び方

害獣駆除を行う業者はその社名に「害獣駆除」というような単語をあまり使っていません。

例えば「○○建物管理」とか「××消毒」というネズミとはかけ離れた社名の会社が多く、一見して害獣を駆除してくれそうな雰囲気が無いのが特徴でした。

私は近隣でそれなりに業歴のある3社にネズミ駆除の見積もりを依頼しました。

最初のアプローチはメールで、こちらの状況を説明すると同時に要望をなるべく細かく示しました。

私が業者にお願いした要望は次のようなものです。

  • ネズミを駆除すること
  • ネズミが二度と家の中に入らないようにすること
  • ネズミの巣があれば撤去すること
  • ネズミの糞を清掃すること
  • 作業に当たっては家の中に養生をすること

まずこちらの要望に対する業者のリアクションがそれぞれ個性があり、その様子は業者を選ぶ判断材料として非常に有益でした。

こちらの見積り依頼に対して返事がなかった業者が1社。この業者は音信不通になってしまいました。

残った2社は担当者が実際に現場に来て状況を確認したうえで見積書を提示してくれました。

しかし見積書の内容には大きな差がありました。

それは金額の多寡ではなく、想定する作業内容の詳細さが全く違っていたのです。

作業項目、その内訳、それぞれに要する費用と想定する作業時間などがどれだけ詳細に記述されているかということは、その業者の仕事ぶりを想像するための重要な要素です。

私は見積書の金額ではなく、見積書に記載された作業項目の丁寧さで駆除業者を選びました。

結果としてこの判断は正しかったのです。

業者によるネズミ駆除の方法

いよいよ業者によるネズミ駆除作業が始まるその初日に、4人の作業員がやってきました。

一人は年配者のリーダー。この人は殆ど作業はせず、もっぱら指示出し係です。

その他に中堅どころの作業者が一人に若手が二人というチーム構成でした。

彼らが実施した方法はネズミ捕獲用の粘着シートの設置です。

粘着シート作戦は私が失敗した方法です。だからこの方法はダメなんじゃない?と思いましたがプロの駆除業者の場合その規模が全く違うのです。

1枚、2枚なんてもんじゃありません。

50枚、60枚という数の粘着シートを狭い床下に潜り込んで埃だらけになりながら敷き詰めるのです。

この仕事ぶりは圧巻でした。

これならネズミのやつもきっと捕まえられるわと信じて疑いませんでした。

業者のリーダーは当初からとても楽観的で、

「ここは住宅地ですし、ネズミも田舎ののんびりしたやつでしょうからすぐにつかまりますよ。ハハハハ。」

とまぁこんな感じです。

しかし我が家に住み着いたネズミは思いのほか手強かったのです。

ネズミ捕獲用粘着シートとネズミ捕獲器の効果

ネズミ捕獲用の粘着シートを設置して一週間ほど経過を観察しましたが、一向にネズミは捕獲出来ませんでした。

この方法はネズミ粘着シートの数を増やし、設置場所を広げて継続されます。

しかし結果は芳しくなく、当初の予想に反してなかなかネズミは捕まりません。

小さな子ネズミは掛ったのですが、駆除業者の方は「大ネズミを捕獲しなければ無意味!」と満足しません。

遂に粘着シートの他にネズミ捕り捕獲機まで投入されます。

ネズミ捕獲には餌も併せて設置しますが、その餌には食パンが使われていました。

ネズミの餌と言えばてっきりチーズかと思い込んでいましたが、駆除業者の方の話だと経験的に食パンが一番喰いつくということでした。

さて、捕獲器まで投入されたにもかかわらず、ネズミは捕まりません。

そこで駆除方法を変えます。

捕獲を主とした作戦から家への侵入路を塞ぐ作戦も併用することにしました。

ネズミの侵入経路は施工不良の通気口

メッシュで塞がれた通風口

ネズミがどこから家の天井に侵入しているのか、その侵入経路を探すのですが、これは業者の方があっさり見つけてしまいました。

その侵入路は家の基礎部分にある通気口だったのです。

一般的に通気口には格子がはめ込んであって動物が入り込めない構造になっています。

我が家の通気口も鉄格子があって小さなネズミと言えども入り込めない作りになっていました。

ところがです、この格子の部材が基礎部分に密着しておらずスカスカの状態だったのです。

一見するとわからないのですが、手を入れてみればすぐにわかりました。

これはもう完全な施工ミスです。

通風口は複数あるのですがそのほとんどの格子が家の基礎部分に密着していない状態でした。

複数ある通風口の中から「ネズミの侵入経路は恐らくここでしょう」という駆除業者の方にその根拠を尋ねてみました。

すると業者の方は

「ここにネズミの糞があります。」

と土の上を指さすではありませんか。

素人の私は指差された先を見てもどれがネズミの糞なのかわかりませんでした。

土の上にあるネズミの糞なんて普通は見つけられません。

それを苦も無く見つけてしまう業者の方をとても心強く感じました。

天井裏のねずみを追い出すことに成功!

パテで塞がれたエアコンの配管

侵入経路をパンチングメタルで塞いでから、天井裏からネズミの足音が聞こえることはなくなりました。

ネズミを追い出すことに成功したのです。

実際にネズミの捕獲には至っていませんでしたが、これまでの業者の方々の奮闘ぶりを見ていた私としては解決でもいいかなと考えていました。

しかし駆除業者の方は粘り強く諦めません。

どうしてもネズミを捕まえるという執念すら感じられます。

なぜそんなに固執するのか不思議だったのですが、業者の方の話ではここを追い出されたネズミは近所の他の家屋に移動するので新しい被害者が発生してしまうということでした。

ネズミは今の住処の居心地が悪くなると他所に引越す習性があります。

例えば近所で建て替えやリフォームがあった後にネズミの被害に遭うケースが良くあるらしく、それは他所に住んでいたネズミが侵入てきたということなのです。

成功までに2か月続いたネズミの駆除作業

結局ネズミを駆除する作業は2か月にも及び、季節はすっかり春になってしまいました。

この頃になると全くネズミの存在を感じなくなった我が家でしたが、捕獲作戦は継続しています。

しかし陽気が暖かくなるともうネズミは戻ってこないだろうな。という判断の下、ネズミ駆除作戦は終了を迎えました。

遂に大ネズミを捕獲することは出来ませんでしたが何とか追い出すことには成功したのです。

駆除業者の方々は最後に天井裏の清掃と消毒剤を噴霧して作業を終了しました。

ネズミ駆除に成功するための業者との付き合い方

ネズミ駆除作業は2か月にも及びましたが、業者の方々が作業をしている間はなるべく一緒に行動するように心がけました。

時には脚立を用意したりしてその作業の一部を手伝ったりもしました。

プロの業者からすれば素人に手出しをされることは迷惑だったかもしれません。

しかし実際に作業現場で彼らの辛苦の一端を垣間見ることは施主として必要なことだと感じました。

他人に任せきりにせず出来ることは自分でやるというスタンスで業者と接すると、現場作業者との間に信頼関係も生まれます。

作業中の雑談もなかなか面白く、ネズミ駆除業者の苦労話などが聞けたことは良い思い出になりました。

昔はどの家もお抱えの職人がいて、家の修繕などをお願いするお付き合いがあったそうです。

大切な家に関することは手間賃を払ってお終いにせず、業者の方と一緒に解決していくという姿勢が良い結果に通ずるのかもしれません。

ネズミ駆除成功後も被害に遭わないための対策

戸建住宅におけるネズミの被害はポピュラーなもので良くある話です。

しかし実際にネズミの侵入を許してしまうと、その駆除は想像以上に苦労します。

早めの対策でネズミ被害を回避しましょう。

ネズミ侵入経路の遮断する

  • 住宅基礎部分の通風口に破損は無いか確認
  • 雨戸の戸袋裏などに穴は開いていないか?
  • 外壁に破損は無いか?
  • エアコン室外機の配管と壁穴の結合部を塞ぐ

ネズミの餌を置かない

  • 実のなる果樹を放置しない。落果した実は清掃する。
  • 生ごみを屋外に放置しない。屋外に保管する場合は密閉できるごみ箱を用意する。
  • ドッグフードなどペットの餌を放置しない。

近隣の様子に注意してネズミ侵入を防ぐ

  • 近所で建て替えやリフォームをしているときは特にネズミの侵入に注意する。
  • 雑木林などの造成工事が行われている時はネズミの侵入に注意する。
タイトルとURLをコピーしました