毎日水やりしている植物がしおれてしまう原因は葉の汚れかもしれない

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ガーデニング
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植物にとって葉水は良い効果をもたらすはず。

理解していたつもりでしたがあまり積極的に葉水をしていませんでした。

植物の水分補給は「根」から行われるはずなので、根元に水を撒けばいいじゃんというのがその理由です。

そころがこの夏、庭の柚子の葉を洗ったところ柚子の木が元気を取り戻すという経験をしました。

なぜ葉を洗浄した柚子は元気を取り戻したのでしょうか?

葉水の効果について自分なりに調べたり考察した結果をまとめておきます。

葉を洗浄する葉水の効果を実感

葉水の効果については色んな書籍で目にします。
特に観葉植物の栽培ノウハウが書かれている書籍では葉水の登場回数は多いですね。
葉水が効果をもたらす理由としてよくあげられるのは下記のようなものです。

  • 湿度を調整するため
  • 気温を調整するため
  • 葉の汚れを落とすため

私はあまり葉水をしない人だったのですが、葉水をした柚子が超復活した様子を目の当たりにして葉水の威力を今更ながら実感しました。

でも一つの疑問が湧きます。それは
葉水をしなくても元気な庭木もあるじゃん
ということ。

葉っぱを濡らさなくても今まで通り元気にしている庭木や鉢植えもたくさんあるのです。
葉水が必要な庭木と不要な庭木。
この両者にはどんな違いがあるのでしょうか?

そもそも狭い庭に共存している庭木どうしです。
湿度や気温が庭木のコンディションに大きく影響しているならば、全ての庭木が同じように好調あるいは不調になるはずです。
ところが実際には元気のある庭木と元気のない庭木に二極化していることから、気温や湿度の影響は少ないと考えられます。

ということは「葉の汚れ」が影響していたのでしょうか?
あらためて庭を見渡してみると、元気をなくしている植物にある共通点を見つけたのです。
その共通点とは、元気のない植物は殆どが「軒下」に置かれていることでした。

家の軒下は直接の雨風を軽減できて、他の庭木のように雨ざらしにならず植物の環境としては悪くないと思えます。
しかし何故か軒下に配置されている植物の元気が無いように感じられるのです。
実は葉を洗って超復活した柚子の木も軒下付近にあって、他の庭木とは異なった環境に配置されていました。

軒下に置かれた植物は特に葉っぱがしおれたような薄汚れたような感じで、どれも光沢がありません。
葉っぱを良く観察してみると、埃が薄い膜になっているようです。
指で葉をなぞるとザラザラとしていて、指先には土ぼこりが溜まる有様です。

そこで超復活した柚子と同じように葉水というか葉の洗浄をジャバジャバとしてみたところ、翌日には軒並み元気を取り戻したではありませんか!
葉水は温度・湿度の調整より、葉を洗浄する役割の方が重要なようなのです。

葉を洗浄すると植物が元気になる

葉を洗って埃を落とすと植物が元気になるらしいということがわかりました。

結論!庭木を元気にするなら葉っぱを洗え!

でまとめてしまいたいところですが、私なりに調べた内容をもう少しお話します。

そもそも植物にとって重要な光合成は葉っぱで行われるので、葉っぱが汚れていれば植物の生育に良いわけがありません。
しかし、葉っぱの重要な役割は光合成だけではないのです。

葉はその表面から多量の水分を放出しています。
植物は水分を葉から蒸発させることで、根から吸収した水分を枝葉にまで運ぶことが出来るのです。
もし葉が汚れていて水分の放出が十分に出来ない場合、地面から水分を吸い上げることが出来ません。
そうなってしまうと葉がしおれたようになってしまうのです。

葉の汚れが原因で水分を吸い上げられないと、いくら根元に水撒きをしても植物全体には行き渡らず潤わないのです。

まとめ:水やりを欠かさないのに植物がしおれているときは葉を洗ってみよう

雨ざらしになっている他の庭木は雨水によって自然に洗浄されていました。

しかし軒下に置かれた鉢植えは雨の当たらない環境で、意識的に葉を洗わないといつの間にか汚れがついてしまうのです。

汚れた葉は根から水分を吸い上げることが出来ません。

鉢植えや庭木に毎日水やりをしているにもかかわらず、葉っぱがしおれている時は、葉の汚れ具合を確認してみましょう。

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